ロシア海軍は50機のSu-30SMと10機のYak-130を購入する
- カテゴリ:多用途複座戦闘機Su-30SM


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年1月17日9時27分配信
【(ロシア)国防省と「イルクト」は(ロシア)海軍の為の最初の戦闘機Su-30SMの供給契約に署名した】
(ロシア)国防相代理ユーリー・ボリソフは1月16日の「当局」記者会見において、2013年12月に軍当局がロシア海軍海洋航空隊への多機能戦闘機Su-30SM及び戦闘訓練機Yak-130の第1バッチ供給契約を製造会社「イルクト」と締結した事を認めた。
『ヴェドモスチ』が統合航空機製造営団の加入企業の1つである「イルクト」の経営陣から伝えられた所によると、5機のSu-30SMと5機のYak-130の供給契約が締結された。
(ロシア)海軍は、総計で50機の戦闘機Su-30SMと約10機のYak-130を購入する為の契約を近い内に締結する予定である。
最初の航空機は、来年(2015年)末までに海洋航空隊へ受け入れられるだろうと対談者は『ヴェドモスチ』へ語った。
製造者「イルクト」からの全ての航空機の購入の予定費用は約20億ドルになる。
ロシア軍の為の戦闘航空機の調達は2000年代末から始まった。
これは、海軍の為の第2の戦闘機供給契約となる-2012年、ロシア唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の為の24機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBの供給契約が締結された。
同じ2012年、国防省と「イルクト」は、2つの契約を締結した。
30機のSu-30SMと、以前に契約締結した55機のYak-130-航空機は全て(ロシア)空軍の為に意図されており、現在までに、既に15機の戦闘機が納入されている。
この機体(Su-30SM)は、インド空軍の為の戦闘機Su-30MKIの改良発展型であり、更に、アルジェリアとマレーシアが購入する。
ソヴィエト時代、海洋航空隊には数百機の打撃航空機-爆撃機と、アメリカ合衆国海軍航空母艦打撃グループに対処する為の他のタイプの機体-が有ったが、ソヴィエト社会主義共和国連邦の解体後、大幅な削減が行なわれた。
事実として、現在の海洋航空隊の打撃航空機は、艦上機を除き、艦隊の防衛を担当する航空部隊の再装備が必要であると国防省の情報提供者は述べた。
受領されたSu-30SMが配備されるのは、カリーニングラード州、カムチャツカ、クリミアの航空部隊になると対談者は『ヴェドモスチ』へ説明した。
クリミアでは、それら(Su-30SM)は黒海艦隊航空隊の時代遅れの爆撃機Su-24を代替できるが、それには、ウクライナ当局の同意を得なければならない事を軍当局は想起させた。
ポイントの1つとして、(2013年)12月のロシアとウクライナの話し合いにおいては、適切な合意の準備を促進させる事が決定された。
ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフは、2014年1月16日の記者会見において、2013年12月末にロシア海軍航空隊向けの多用途戦闘機Su-30SM及び練習機Yak-130の購入契約が締結されていた事を認めました。

[ロシア海軍航空隊の為に戦闘機Su-30SMと練習機Yak-130が購入される]
ボリソフ氏は、「それは事実です」としか言わず、具体的な事には言及しませんでしたが、『ヴェドモスチ』紙は、Su-30SMとYak-130を製造する「イルクト」社の幹部から詳細を聞き出しました。
それによると、2013年12月末に締結されたのは、5機のSu-30SMと5機のYak-130の購入契約でした。
最終的には、50機の5機のSu-30SMと約10機のYak-130がロシア海軍航空隊の為に購入されるようです。
更には、ロシア国防省の関係者からも話を聞き、50機購入されるSu-30SMは、カリーニングラード(バルト艦隊)、クリミア(黒海艦隊)、カムチャツカ(太平洋艦隊)への配備が想定されている事が明らかにされました。
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