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アフトゥビンスクでMiG-29KとTu-142MRMの試験が実施される


『イタルタス』より
2013年1月15日17時25分配信
【アフトゥビンスクで航空機PAK FA、MiG-29K、Tu-142MRM、ヘリコプターKa-60の試験が実施される】
モスクワ、1月15日/イタルタス

新たな航空機PAK FAロシア海軍の為のMiG-29KMiG-35、Il-112、Tu-142MRM、Il-22M、そしてヘリコプターKa-60、Mi-28NMなどの試験は2014-2015年にアフトゥビンスク市V.P.チカロフ記念国立飛行試験センターで実施される。
イタルタスは、(ロシア)空軍の公式代理人イーゴリ・クリモフ大佐より伝えられた。

彼によると、現在、センターでは、実験試験設備の改善が行なわれている。

センターは、ロシア軍及び他の(軍事)機関に在籍する航空機およびヘリコプターの全ての試験を行なっている。
航空機器、通信システム、管理システムを含めて。

2013年、センターは、約90の試験を実施した。
その中で最も重要なのは、、航空機Su-35/35S、Yak-130、Su-30SM、Su-25SM2インド共和国の為のMiG-29K/KUBヘリコプターMi-35M、Ka-52、Mi-35、Mi-28N、落下傘システム「PNL」などの試験であった。


アフトゥビンスク市V.P.チカロフ記念国立飛行試験センターは、ロシア連邦軍、更には外国軍向けの各種航空機の試験を行なっています。
ここでは、航空機のみならず、機上に搭載される各種機器の試験も行われます。

今回の記事で名前が挙がっている機体は、第5世代重戦闘機T-50(PAK FA)を筆頭に殆どがロシア空軍機ですが、ロシア海軍向けの機体の試験も行なわれています。

艦上戦闘機MiG-29K/KUBは、昨年(2013年)11月下旬に最初の4機が引き渡されています。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

この他、ロシア海軍向けの機体としてTu-142MRMの試験も実施されるとの事です。

Tu-142MRMは、ソ連時代に開発されたTu-142MR「オリョール」の近代化ヴァージョンです。
Tu-142MR(NATOコード名"Bear-J")は、1977年にTu-142Mをベースとしてベリエフ設計局が開発した潜水艦(戦略原潜)通信中継機です。
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アメリカ海軍では、ボーイングE-6マーキュリーが同様の任務を行ないます。

現在、ロシア海軍新世代戦略原潜「ボレイ」級の戦力化を進めており、既に1番艦と2番艦が就役しています。
これに合わせ、通信中継機も近代化されるようです。
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