空母ヴィクラマーディティヤ航空隊のインド人パイロットはロシアでの研修を終えてインドへ戻ってきた
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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年1月22日12時41分配信
【インド人パイロットは「ヴィクラマーディティヤ」での飛行準備が整った】
以前、インド海軍航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」航空隊の艦上戦闘機を操縦する為にロシアで訓練を受けていた10名の高練度パイロットはインドへ到着した。
『The Daily Mail 』は独自の情報源を引用して報じた。
インド海軍は、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」での航空機のフライトを実施する準備を始めている。
「ヴィクラマーディティヤ」飛行甲板のコピーに代表される沿岸基地の訓練複合体は、完全に運用へ適合している。
それをマスターしたインド人パイロットは、艦自身の甲板でのフライト実施を始める。
艦上戦闘機MiG-29Kは既に沿岸トランポリンからの発艦及び航空拘束装置を使用した着艦を行なっている。
トレーナーでは、更にインド軽戦闘機HALテジャスの発着艦も仕上げられた。

インド海軍の公式代理人によると、海軍が新たな航空母艦の甲板上でのMiG-29Kの空中運用に適応するのに約1ヶ月掛かり、その後、同艦は西方艦隊の一員として戦闘訓練任務の遂行を開始する。
現在までに、「ヴィクラマーディティヤ」での発着艦はロシア飛行士によってのみ行なわれており、インド人は教練時に部分的にのみ責任ある行動を認められていた事を『The Daily Mail 』は強調した。
以前には旧ソヴィエト及びロシアの重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」だった航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」はセヴェロドヴィンスクのセヴマシュ造船所で改造され、(2014年)1月にインドのカルワル海軍基地へ到着した。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]


2013年11月16日、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)はセヴェロドヴィンスクのセヴマシュ造船所でインド海軍へ引き渡されました。
[重航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフ改め航空母艦ヴィクラマーディティヤはインド海軍へ引き渡された]
その10日後の11月26日、移動準備を完了したR33「ヴィクラマーディティヤ」はインドへ向かう為にセヴェロドヴィンスクを出港しました。
[空母ヴィクラマーディティヤはセヴマシュとセヴェロドヴィンスクに別れを告げた]
12月5日、コラ湾内(ムルマンスク沖)に投錨しました。
[空母ヴィクラマーディティヤはムルマンスク沖に投錨した]
12月7日夜、コラ湾を抜錨し、新たな祖国インドへ向かいました。
[空母ヴィクラマーディティヤはコラ湾を抜錨し、新たな祖国へと向かった]
2013年12月20日にジブラルタル海峡を通過して地中海入りし、12月27日早朝にはスエズ運河を通過しています。
2014年1月4日にはアラビア海に到着し、インド海軍のベテラン空母「ヴィラート」に出迎えられました。
[空母ヴィクラマーディティヤ、アラビア海に到着]
1月7日、駐留基地となるカルワル海軍基地へ到着しました。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧アドミラル・ゴルシコフ)は新たなる祖国インドへ到着した]
「ヴィクラマーディティヤ」に搭載される第303飛行隊「ブラックパンサーズ」は、2013年5月11日に実戦配備へ就いています。

[空母ヴィクラマーディティヤMiG-29K飛行隊は正式に実戦配備へ就いた]
第303飛行隊のインド人パイロットは、研修の為、昨年(2013年)11月にロシアへ派遣されています。
[空母ヴィクラマーディティヤのインド人パイロットはロシアで訓練を行なう]
今回の記事によると、彼らはロシアでの研修を終え、インドへ戻って来ました。
この10名のパイロットが、今後、「ブラックパンサーズ」の中核として、言い換えれば、「ヴィクラマーディティヤ」航空隊の中核として活動する事になります。
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