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空母アドミラル・クズネツォフは地中海西部を抜錨し、東へ向かった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年1月23日12時39分配信
【唯一のロシア航空母艦は東地中海へ針路を取った】
ムルマンスク、1月23日-ロシア通信社ノーボスチ

重航空巡洋艦「ソヴィエト連邦海軍元帥クズネツォフ」は木曜日に地中海西部の投錨停泊エリアを離れ、東へ針路を取った。
北方艦隊代理人ワジム・セルガ1等海佐は記者団に伝えた。

停泊地に投錨中、ロシア連邦海軍で唯一の航空母艦の乗組員は物資を補充し、更には艦の機器の計画メンテナンスを実施した。

「昨日昼、艦載ヘリコプターは飛行勤務を実施し、ヘリコプターKa-27の12回のフライトが実行され、総計で約8時間に渡り空中に滞在していました」
セルガ
は伝えた。

更に巡洋艦では、近い内に好天下で開始される艦上戦闘機航空隊のフライト実施に向けた準備が続けられている。

「ソヴィエト連邦海軍元帥クズネツォフ」が率いる航空艦グループは、(2013年)12月17日に北方艦隊主要基地を去った。
その構成には、更に大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、支援船が含まれている。

航海中にグループは約3700海里を航行した。


『イタルタス』より
2014年1月23日12時39分配信
【巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は地中海の停泊場所を離れ、東へ針路を取った】

記事の内容は同一です。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]

[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

北方艦隊旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする部隊は、2013年12月17日に遠距離航海へ出発しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海遠征へ出発した]

[北方艦隊航空艦グループ]指揮官ヴィクトル・ソコロフ少将
重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」
大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」
救助曳船「ニコライ・チケル」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
中型海洋給油船「カーマ」


その後、ノルウェー海でヘリコプターの発着訓練を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはノルウェー海でヘリコプターの発着訓練を行なった]

「アドミラル・クズネツォフ」と随伴艦船はノルウェー海サイクロンに遭遇しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはサイクロンの中を通過する]

2014年の新年は北東大西洋(正確にはスコットランド沖)で迎えました。
[空母アドミラル・クズネツォフは大西洋で新年を迎える]
[2013年12月末にブリテン駆逐艦はスコットランド沖で空母アドミラル・クズネツォフを追跡した]

2014年1月初頭、北海において艦上戦闘機Su-33の飛行訓練が行なわれました。
[空母アドミラル・クズネツォフは北海で艦上戦闘機Su-33の飛行訓練を実施した]

1月10日、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは英仏海峡を通過し、ジブラルタル海峡へ向かった]

その後、フランス海軍と合同演習を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ入る前にフランス海軍と合同演習を行なった]

1月15日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ入った]

1月20日、地中海就役(海軍旗初掲揚)23周年の記念日を迎えました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海で就役23周年を迎えた]

同日、航空艦グループ給油船「セルゲイ・オシポフ」は物資補充(現地で購入)の為にアルジェリアアルジェ港へ入港しました。
[給油船セルゲイ・オシポフはアルジェリアへ寄港した]

今回の記事では触れられていませんが、「セルゲイ・オシポフ」が物資補充を終えてアルジェ港から戻ってくるのを待ってから地中海西部の停泊地を抜錨したという事でしょう。

今後、「アドミラル・クズネツォフ」率いる北方艦隊航空艦グループ地中海東部へ向かいます。
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地中海東部では、シリア化学兵器輸送護衛への参加が予定されています。
ただし、直接に参加するのは大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」になりますが。
[ロシア空母部隊はシリア化学兵器輸送の護衛に参加する]
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