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重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはドック入りの準備を進めている

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公開株式会社『生産合同・北方機械製造組合(セヴマシュ)』公式サイトより
2014年1月24日配信
【「アドミラル・ナヒーモフ」は注水貯水池への移動を準備する】

セヴマシュで修理及び近代化が実施される重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、能動的作業を開始した。
巡洋艦は長期に渡り当社の係留岸壁で運命を待っていた事が想い起される。

2013年5月、この艦を修復する為の契約がロシア連邦国防省と締結された。
(契約)文書へは、ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフ公開株式会社『生産合同セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコが署名した。

2014年の作業スケジュールは既に作成されている。
公開株式会社「北方計画設計局」は技術的プロジェクトを用意する。
巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化は、修理及び交換の為の機器及びシステムの大規模な解体から始まった。
これにより、構造体の重量軽減が可能となり、当社の係留岸壁から注水貯水池への移動が容易になる。

現在、当社の作業場の1つでは、「アドミラル・ナヒーモフ」が水中工事用潜函の敷居を越えて移動する為の特殊ポンツーンの製造に取り組んでいる。
この操作は、2014年の主な課題である。
巡洋艦への定期的な工業用電力供給を含め、前もって艦の必要な準備が行なわれる。
作業は、2014年春に予定されている。

「これは、非常に手の込んだ、興味深いプロジェクトです」
重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」納入責任者ウラジーミル・パヴロフは述べた。
「私共のヴィクラマーディティヤの修理及び近代化の経験を考慮すれば、私達は、確実に多くの失策を避け、成功します。
無論、設計は異なります。
航空母艦の兵器数は最小限です。艦の用途は他に有り、主な任務は、確実に航空機を発着艦させる事です。
ナヒーモフ-重原子力ロケット巡洋艦は、この意味において作業は困難となります。
ですが、私共は、その為の準備を整えております」


[参考の為に]
重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、公開株式会社『バルト工場』(サンクトペテルブルク)で建造されたシリーズの第3の艦である。
1982年に起工された。
1989年5月10日に海軍へ納入された。
設計は公開株式会社「北方計画設計局」(サンクトペテルブルク)による。
ロシア連邦国防省及びロシア連邦経済省の決定と、国家契約により、計画中規模工場修理の為、1999年8月14日に公開株式会社「生産合同セヴマシュ」水域へ回航された。
「アドミラル・ナヒーモフ」は、海軍で最も近代的な重原子力ロケット巡洋艦とならなければならない。


プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為の契約は、2013年5月にロシア連邦国防省「セヴマシュ」造船所との間で締結されました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年に復帰する]

既に各種機器の撤去作業は始まっています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年にロシア海軍へ復帰する]
[原子力巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの搭載機器が撤去される]

現用兵器の撤去後、新型のミサイル兵器(有翼ミサイル「カリブル」高射ミサイル「ポリメント-リドゥート」)が装備されます。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはカリブルとポリメント・リドゥートを装備する]
[近代化された重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは80発の有翼ミサイルを搭載する]


今回の記事によると、「アドミラル・ナヒーモフ」は、本格的な近代化改装作業を行なう為、セヴマシュ造船所の貯水池(屋外特設船台)への入渠準備を進めています。
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インド海軍へ就役した航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)も、この貯水池で近代化改装工事が行なわれました。
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「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装終了後、同型艦「ピョートル・ヴェリキー」の近代化改装が始まります。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装完了後、同型艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装が始まる]
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