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最新鋭コルベット「ストイーキー」はバルチースク海軍基地へ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2014年1月24日18時00分配信
【コルベット「ストイーキー」はバルチースクに到着した】

本日(1月24日)、ヴャチェスラフ・ジュラヴレフ3等海佐指揮下のプロジェクト20380コルベット「ストイーキー」は、バルト艦隊主要基地バルチースクに到着した。
クロンシュタットからの基地間移動を行なった後に。

来週、乗組員はコルベットバルト艦隊海洋射爆場へ出航させ、業界の代表者と共に工場航海試験の第2段階を開始する。
その後、新たなる「見えない艦」国家受領試験を行なう。

海洋射爆場において、コルベット乗組員は、工場の代表者-製造業者、更には請負業者と共に全ての艦上管理システム、動力装置、通信システム及び航海システムの動作性を点検する。
コルベットの試験には、バルト艦隊海洋航空隊が関わる-航空機及びヘリコプター乗員は、艦の電波位置特定システム、対空防衛複合体、通信システムの点検の為、「ストイーキー」上空を飛行する予定である。
試験実施期間中、更に全ての種類の兵器が様々な目標へ発射され、そして艦載ヘリコプターKa-27コルベット甲板への着艦が計画されている。

コルベットは、2014年の第2クオーター末期(6月末)にバルト艦隊の戦闘編制へ加入する予定である。

[参照]
コルベット「ストイーキー」
は、プロジェクト20380コルベットの第3の生産艦である。
コルベットプロジェクトは、公開株式会社「海洋工学中央設計局アルマーズ」により開発された。
艦は、近海ゾーンにおいて水上艦及び潜水艦を相手に戦い、更には、海洋上陸作戦において揚陸部隊への砲撃支援を行なう事を意図している。
艦の建造には「ステルス」技術が用いられている。
同プロジェクトには、21の特許が導入され、14のコンピュータ登録プログラム証明が交付された。
艦の物理的フィールドを削減する為、最新の成果が使用されている。
特に、艦のレーダー視認性をかなり減らす為に、上部構造物には電波を吸収する特性を持つ多層ガラス強化プラスチックが材料として使用されており、更には、船体と上部構造物の建造方式も(レーダー視認性削減に)寄与している。


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]
【動画「将来のコルベット」】

プロジェクト20380「ステレグーシチー」型コルベットの4番艦「ストイーキー」は2006年11月10日にサンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工されました。
[ステレグーシチー型「ストイーキー」起工]

2012年5月30日に進水した後、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁で艤装工事が進められました。
[ロシア海軍新世代コルベット"ストイーキー"は進水した]

2013年12月上旬から艦の磁力消去作業が行なわれました。
[最新コルベット「ストイーキー」は近日中に航海試験を開始する]
[最新コルベット「ストイーキー」は航海試験の準備を進める]

その後、サンクトペテルブルクからクロンシュタット港(レニングラード海軍基地)へ移動し、2014年1月にフィンランド湾で最初の航海試験が行なわれました。
[最新コルベット「ストイーキー」は最初の航海試験を完了した]

そして1月24日、カリーニングラードバルチースク海軍基地へ到着しました。
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今後は、カリーニングラード沖で各種洋上試験が実施されます。

「ストイーキー」は、2014年6月末にロシア連邦海軍へ引き渡される予定です。
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