重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第2次輸送船団を護衛する

『イタルタス』より
2014年1月28日0時47分配信
【「ピョートル・ヴェリキー」はシリア化学兵器輸送の第2段階の安全保障を提供する】
モスクワ、1月28日/イタルタス
北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、シリア化学兵器輸送の第2段階の安全保障提供に参加する。
この作戦は、中国、デンマーク、ノルウェー海軍の戦闘艦と共に実施される。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報供給部は記者団に伝えた。
「同艦は指定区域において2隻の特殊輸送船アーク・フューチュラとタイコの護送を提供します」
国防省は説明した。
更に国防省は、以前の1月7日、「ピョートル・ヴェリキー」は中国の警備艦と綿密に連携し、シリアのラタキア港から目的地までシリア化学兵器の最初の1団を輸送する為の安全保障の提供に参加したと伝えた。
シリア化学兵器輸送の安全保障提供に関わる多国籍海軍の軍艦の行動の調整は、巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」艦上に置かれた調整司令部により行なわれている。
この司令部は、中国、デンマーク、ノルウェーの戦闘艦の司令部の代表により構成されている。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2013年10月22日に遠距離航海へと出発しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは大西洋へ向かった]
10月31日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海へ入った]
11月10日、黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」からロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の旗艦任務を引き継ぎました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる]
12月27日、キプロス島南部のリマソールを訪問しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを訪れた]
12月30日、リマソールを出港しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを去った]
2014年1月7日、処分の為、国外へ搬出されるシリア化学兵器を積んだデンマークの貨物船の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団の護衛を開始した]
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団を護衛した]
中国海軍からはフリゲート「塩城」が参加し、「ピョートル・ヴェリキー」と協同で化学兵器輸送船の護衛任務を遂行しました。
[ロシア海軍と中国海軍はシリア化学兵器輸送船護衛の協同作戦を実施した]
1月25日、中国海軍のフリゲート「塩城」と合同演習を行ないました。
[地中海東部でロシア海軍と中国海軍の合同演習が実施される]
[地中海東部でロシア・中国海軍合同演習が始まった]
そして1月28日、シリアから搬出される化学兵器の第2次輸送船団の護衛に参加しました。

中国海軍のフリゲート「塩城」も、引き続き護衛に参加しているようです。
現在、地中海東部へ向かっている重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする部隊がシリア化学兵器輸送船団の護衛に参加するという話も有りますが、現時点においては、未だ地中海東部(シリア沖)に到着していません。
[ロシア空母部隊はシリア化学兵器輸送の護衛に参加する]
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