ロシア将来空母の費用は1000-2500億ルーブルになる
- カテゴリ:ロシア新世代航空母艦

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月3日12時06分配信
【ロシア将来航空母艦は2500億ルーブルまでのコストが掛かる】
モスクワ、2月3日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア将来航空母艦のコストは、おおよそ1000-2500億ルーブルになるだろう。
「ネヴァ川計画設計局」総取締役セルゲイ・ウラソフは、ロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し、こう述べた。
「僕は以前に、アメリカの航空母艦のコストは、最近で110億ドルだと申し上げました。
それは3300億ルーブルになります。
今、そのコストは140億ドルになっております。
僕達の航空母艦は、言うまでも無く、これよりは安価であり、1000-2500億ルーブルになります。
様々な兵装が装備されている場合、コストは急激に増加し、高射複合体のみならば、コストは低くなるでしょう」
ウラソフは話した。
彼は、将来航空母艦プロジェクトは、原子力及び非核動力の2つのヴァージョンになるかもしれないと指摘した。
「1番目は、大型かつ高価であり、2番目は、より小さく、安価です。
我々は、それらと、それ以外を設計する準備を整えております」
ウラソフは付け加えた。
将来航空母艦が核動力装置となる場合、その排水量は80000-85000トンになり、非核動力の場合には55000-65000トンになると「ネヴァ川計画設計局」総取締役は説明した。
「加えて、排水量1000トンにつき、およそ航空機1機を配置するという条件比率が有ります。
これに基づきますと、排水量が65000トンならば、50-55機の航空機を配置する事が出来、85000トンならば、70機の様々な航空機を搭載できます。
航空機について申し上げますと、その時までに航空業界は作成する事が出来るでしょう」
対談者は強調した。
[ロシア将来航空母艦]
ロシアは、2020年代に建造される将来航空母艦の設計作業に着手しており、幾つかの概念案が作成されています。
昨年(2013年)7月初頭には、概念案の1つが公開されました。
[ロシア将来海洋航空複合体の総費用は4000億ルーブルになるだろう]
[ロシア将来空母のモデルが公開された]
この時に公開されたのは、「80000トン・非核動力ヴァージョン」でした。
この概念案は、ロシア海軍向けの艦船の形状を研究する「クルイロフ国立科学センター」により作成されており、これを元にして、実際に建造する艦の設計を「ネヴァ川計画設計局」が行ないます。
そのネヴァ川設計局のトップによると、ロシア将来航空母艦は原子力推進と通常動力推進の2つのヴァージョンが検討されており、原子力推進艦は80000-85000トン、通常動力艦は55000-65000トンになるとの事です。
従って、ネヴァ川設計局の設計案には「排水量80000トンの通常動力艦」は存在しないという事になります。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月3日12時00分配信
【「ネフスキー計画設計局」総取締役セルゲイ・ウラソフ氏へのインタビュー】
ウラソフ氏は、航空母艦のカタパルトについて、こう述べています。
・トランポリン(スキージャンプ)では電波位置特定巡視航空機(早期警戒機)を発艦させる事は出来ず、カタパルトが必要となる。
・本格的な航空母艦には電波位置特定巡視航空機が必要であり、これに伴い、カタパルトも必要である。
・蒸気カタパルトは、重原子力航空巡洋艦「ウリヤノフスク」に装備される筈だった。
[幻の「原子力空母」ウリヤノフスク級 ]
[未完の原子力空母ウリヤノフスク]
[原子力空母ウリヤノフスクの電子機器]
・今は全てが失われているが、復活させる事は可能である。その作業には「プロレタリア工場」が従事する。

【公開株式会社「プロレタリア工場」公式サイト】
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