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ロシアは新たな大型揚陸艦を造る

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月3日12時09分配信
【海軍の為の将来大型揚陸艦のコストは約200億ルーブルになるだろう】
モスクワ、2月3日-ロシア通信社ノーボスチ

新世代の将来大型揚陸艦のコストは約200億ルーブルになり、その外観は、現世代の艦とは大幅に異なるものになる。
「ネフスキー計画設計局」総取締役セルゲイ・ウラソフは、ロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し、こう述べた。

「このような艦の作成には7-8年は必要でしょう。
全ては、大きさ、資金供給、協同作業の存在に依ります」
ウラソフ
は話した。

彼は、新たな大型揚陸艦は、技術及び上陸方法という見地に基づき、より汎用性の高い艦となる事を指摘した。
同時に、将来「揚陸艦」の全体的な構成については、外観が「ミストラル」のようになるかもしれないし、或いは、上部構造物が艦首へシフトし、艦尾部分はオープンになるかもしれない。

「ヴァリアントは、海軍から課せられた様々な特性に応じ、異なる事も有ります。
我々は、この開発について、クズネツォフ記念海軍アカデミーの会議において海軍総司令官に報告いたしましたが、目下の所、それ以上の進展は有りません」
「ネフスキー計画設計局」
総取締役は付け加えた。


現在、ロシアは、プロジェクト11711大型揚陸艦「イワン・グレン」を建造しています。
[新型揚陸艦イワン・グレン]

しかし、昨年(2013年)9月初頭、ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ提督は、新たな大型揚陸艦の建造が計画されている事を明らかにしました。
[ロシア海軍は2020年までに12隻の原子力潜水艦を近代化する]


今回の記事によると、新大型揚陸艦は、これまでのソ連/ロシアの既存の大型揚陸艦とは大幅に異なるものになるとの事ですが、これは要するに、現用のロシア海軍大型揚陸艦(プロジェクト775など)のように艦首に扉は備わっておらず、ビーチング方式では無くなるという事です。

記事中の「ミストラルのような外観」というのは、全通甲板艦を指しております。
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もう1つの「上部構造物が艦首へシフトし、艦尾部分はオープン」というのは、例えば、ネーデルラント揚陸艦「ヨハン・デ・ウィット」のような感じになるという事です。
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