ロシア将来空母の作成には10年掛かる
- カテゴリ:ロシア新世代航空母艦

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月3日13時23分配信
【ロシア将来航空母艦の作成には10年かかる】
モスクワ、2月3日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア将来航空母艦の設計開始から海軍旗掲揚までは、設計者の計算によると、約10年掛かるだろう。
「ネフスキー計画設計局」総取締役セルゲイ・ウラソフは、ロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し、こう述べた。
「我々の計算によると、トップ艦の設計開始から建造、試験、海軍旗の掲揚までは10年になるでしょう」
彼はこう話し、ロシアは少なくとも4隻の航空母艦を造る必要が有ると付け加えた。
2隻は太平洋艦隊に、2隻は北方艦隊に。
ロシアの航空母艦の乗組員は、将来的には減少すると対談者は指摘した。
「今、断言する事は難しいのですが、昨日の同類者よりは少なくなるでしょう。
ヴィクラマーディティヤ(インド航空母艦、旧ロシア重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)の乗組員は、航空要員を含め1700名であり、クズネツォフも、ほぼ同じくらいです」
「ネフスキー計画設計局」総取締役は、こう述べた。
将来航空母艦の建造は「セヴマシュ」で行なう必要が有る。
ソヴィエト時代に全ての航空母艦を造っていたニコラエフ工場はウクライナに留まったが故に。
ウラソフは強調した。
航空母艦は特異なものであり、その機器は他の工場で造られる。
このような大型艦の建造は、水中ロケット艦「ボレイ」及び「ヤーセン」の為の産業組合の生産作業に干渉する事は無い。
[ロシア将来航空母艦]
将来航空母艦の設計を担当する「ネフスキー計画設計局」総取締役セルゲイ・ウラソフ氏によると、将来航空母艦は8万トン級の原子力艦と6万トン級の通常動力艦の2つの設計案が存在します。
[ロシア将来空母の費用は1000-2500億ルーブルになる]
「設計開始から海軍旗掲揚まで10年」というのは、要するに航空母艦の設計案が決まり、艦の起工、進水、海洋試験、そして海軍への引き渡しと海軍旗初掲揚式典(海軍への就役)を終えるまで約10年掛かるという事です。
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