ロシアは3種類の将来航空母艦を設計している

14-0209b.jpg
『イタルタス』より
2014年2月9日10時00分配信
【ネフスキー計画設計局は3タイプの航空母艦プロジェクトを開発している】
ニューデリー、2月9日/イタルタス特派員アレクサンドル・アンチピン、ニコライ・ノヴィチコフ、リュボヴィ・ミロヴァノワ

ネフスキー計画設計局の主導により、ロシア海軍の為の3つのクラスの航空母艦プロジェクトの開発が進められている。
アルムスタス特派員は、第8回国際陸海軍兵器展示会「DEFEXPO-2014」においてネフスキー計画設計局総取締役セルゲイ・ウラソフより伝えられた。

彼によると、ネフスキー計画設計局は、ロシア海軍の為の軽航空母艦、中航空母艦、重航空母艦の開発を主導的に進めている。
これらの作業により、国家指導部の決定が下された場合、選択された航空母艦の設計へ短期間で移行する事が可能となる。

ウラソフによると、新たな航空母艦には電磁カタパルトの装備も有り得る。
「私が思うに、もしも我々が新たな航空母艦を作成するのならば、約10年は必要です。
その間に、カタパルトも作成できるでしょう」

総取締役は考慮する。

新たなロシア軽航空母艦の費用は、約1000-1300億ルーブルとなり、重航空母艦は2000-2800億ルーブルになるだろう。

このような艦の外国における建造経験を参照すると、例えば、アメリカ新世代航空母艦CVN-78ジェラルド・フォードの費用は、元々は110億ドル(約3300億ルーブル)だったが、最新データによると、140億ドル(約4200億ルーブル)に増加している事は注目される。


[ロシア将来航空母艦]

14-0209a.jpg
【公開株式会社『ネフスキー計画設計局』公式サイト】

今回の記事に登場する「ネフスキー計画設計局」総取締役セルゲイ・ウラソフ氏は、2月初頭に『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューを受け、ロシア将来航空母艦Перспективный Авианосецについて色々と語っています。
[ロシア将来空母の費用は1000-2500億ルーブルになる]
[ロシア将来空母の作成には10年掛かる]

今回のウラソフ氏の発言によると、ロシア将来航空母艦は、重航空母艦、中航空母艦、軽航空母艦の3タイプの設計案が存在するとの事です。
(以前のインタビューでは、8万トン級6万トン級の2タイプとしか述べておらず、軽航空母艦については言及していなかった)

この場合、以前にウラソフ氏が述べていた8万トン級原子力航空母艦(搭載機70機)「重航空母艦」6万トン級通常動力航空母艦(搭載機50-55機)「中航空母艦」という事になるようです。

「軽航空母艦」について、ウラソフ氏は具体的な事は述べていません。
日本を始めとして、一般に西側では、VSTOL機(垂直/短距離離艦・垂直着艦機)ヘリコプターのみを搭載・運用する航空機搭載艦「軽航空母艦」と称しておりますが、現在のロシア海軍にはVSTOL機は存在しない為、この定義は当てはまりません。

この場合は、通常離着艦機(CTOL機)を搭載・運用可能な最小サイズの艦という事になります。

昨年(2013年)11月16日に就役したインド海軍航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(プロジェクト11430、45500トン、搭載機30機)は、ロシアメディアにおいては「軽航空母艦」と呼ばれる事も有るので、少なくとも同艦と同程度の大きさの艦でしょう。
(改ヴィクラマーディティヤ級?)
14-0108a.jpg

2013年6月、ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフ氏は、「非常に興味深いレイアウトを有する3タイプの航空母艦」の設計案の提示を受けていると述べており、今回のウラソフ氏の発言と一致します。
[ロシア将来空母は「2025年までの国家軍備プログラム」で建造に着手される?]

更には、電磁カタパルト装備の可能性にも初めて言及されました。

以前の『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューにおいても、ウラソフ氏はカタパルトについて話していますが、それは蒸気カタパルトについてのみであり、電磁カタパルトには言及していませんでした。

ロシア将来航空母艦が実際に建造に着手されるのは2021年以降であり、就役には約10年間が必要なので、それまでに電磁カタパルトも実用化できるだろうというのがウラソフ氏の見通しです。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。