重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再びキプロスを訪れた

『イタルタス』より
2014年2月12日14時11分配信
【ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」はリマソール港へ入港した】
アルハンゲリスク、2月12日/イタルタス特派員ウラジーミル・アヌフリエフ
北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、本日(2月12日)、キプロスのリマソール港への業務寄港を行なった。
イタルタス特派員は、北方艦隊公式代理人ワジム・セルガ1等海佐より伝えられた。
彼によると、リマソールへの訪問は、巡洋艦の今回の遠距離航海において2度目となる。
「港へ停泊中、同艦の乗員は休養及び地元の観光名所を見学する機会を与えられます」
セルガは話した。
「巡洋艦の乗組員は、更に物資を補充します」
今週初め、「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、シリア化学兵器輸送の第3段階の安全保障提供に関与していた。
同艦は、中国、デンマーク、ノルウェーの海軍将兵との連携活動を行なった。
「艦の行動を調整する国際司令部がピョートル・ヴェリキー艦上に駐留しました」
北方艦隊の代理人は説明した。
巡洋艦の遠距離航海は2013年10月22日に始まり、北方艦隊主要基地-セヴェロモルスク市を出航した。
11月10日、同艦には、北方艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊、太平洋艦隊の艦船が含まれ、地中海で行動する常設連合部隊の作戦司令部が配置された。
航海中に巡洋艦は約19000海里を航行した。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2013年10月22日に遠距離航海へと出発しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは大西洋へ向かった]
10月31日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海へ入った]
11月10日、黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」からロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の旗艦任務を引き継ぎました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる]
12月27日、キプロス島南部のリマソールを訪問しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを訪れた]
12月30日、リマソールを出港しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを去った]
2014年1月7日、処分の為、国外へ搬出されるシリア化学兵器を積んだデンマークの貨物船の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団の護衛を開始した]
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団を護衛した]
中国海軍からはフリゲート「ヤンチェン」(塩城)が参加し、「ピョートル・ヴェリキー」と協同で化学兵器輸送船の護衛任務を遂行しました。
[ロシア海軍と中国海軍はシリア化学兵器輸送船護衛の協同作戦を実施した]
1月25日、中国海軍のフリゲート「ヤンチェン」と合同演習を行ないました。
[地中海東部でロシア海軍と中国海軍の合同演習が実施される]
[地中海東部でロシア・中国海軍合同演習が始まった]
1月28日、シリアから搬出される化学兵器の第2次輸送船団の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第2次輸送船団を護衛する]
2月6日、ロシア連邦のウラジーミル・プーチン大統領と中華人民共和国のシー・チンピン(習近平)国家主席は、地中海に居る「ピョートル・ヴェリキー」及び「ヤンチェン」と衛星通信で話しました。
[ロシアと中国の指導者は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー及びフリゲート塩城とテレビ電話で話した]
2月10日、第3次シリア化学兵器輸送船団の護衛を終えました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第3次輸送船団を護衛する]
そして2月12日、乗員の休養と物資補充の為、再びキプロス島南部のリマソールを訪問しました。

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