インドは空母ヴィクラマーディティヤのアフターサービス期間を40年にする事を望む
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『イタルタス』より
2014年2月13日10時08分配信
【インドは航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の保証期間を2倍に増やす事を提案した】
アルハンゲリスク、2月13日/イタルタス
インド側はセヴェロドヴィンスク防衛造船所『セヴマシュ』へ航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」/元ロシア巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」の保証サービス期間を20年から40年へ増加させる事を提案した。
水曜日、イタルタス特派員は、航空母艦の保証サービス期間及び保証期間後のサービス体制の問題に関する2ヶ国間代表者会議の後、同艦を改造したロシア工場の広報サービスより伝えられた。
これは、ニューデリーのインド海軍合同司令部において開催された。
「会議の中心的な問題は、艦のサービス期間についての議論でした」
広報サービスは話した-契約によれば、それは20年である。
「しかしインド側は、この期間を40年に延長出来ると確信しています」
インドのパートナーは、航空母艦へのサービス提供に関する全ての作業を共同で実施する事を『セヴマシュ』へ提案した。
カルワル軍事基地へ航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」が駐留する為に必要なインフラストラクチュアが作成される。
「3月、当社の指導部は再びインドを訪れ、インド及びロシアの専門技術者間の協力問題について話し合います」
『セヴマシュ』広報サービスは説明した。
[近代化された艦]
以前は「バクー」という名前だった「アドミラル・ゴルシコフ」は、1987年に北方艦隊の編制へ加入した。
2004年1月にニューデリーで署名された政府間の一括合意により、ロシアの航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」の船体は、「セヴマシュ」での近代化と、ロシア製の艤装品と航空機を付けるという条件で、インドへ無償譲渡された。
更にロシアは、航空母艦の1500名のインド人乗員の教育を実施し、インド洋海域に同艦の基地設備を作成する。
当初、「ヴィクラマーディティヤ」は2008年にインド側へ引き渡される予定だったが、航空母艦の作業実行量の増加故、引き渡し時期は2012年12月に延期された。
従って、その費用は大幅に増加した:非公式情報によると、それは約23億ドル-当初は15億ドルだった-である。
修理及び改装終了後、航空母艦の排水量は45000トンになり、最大長は283.5m、最大幅は59.8m(8.8m増加)となった。
「ヴィクラマーディティヤ」は、戦闘機MiG-29K発艦の為の近代的な飛行甲板とトランポリン台、航海システム及び電波位置特定システム、通信複合体及び航空機管制複合体、更には、他の特殊な機器及びユニットを受け取った。
同艦にはMiG-29K戦闘機およびKa-27及びKa-31ヘリコプターを含む30機の航空機を搭載できる。
乗組員は約2000名である。
近代化の結果、「セヴマシュ」によれば、実際には完全に新たな艦が作られた。
艦の就役期間は30年と見られている。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]


ロシア海軍の重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」は、退役後にインドへ売却、セヴェロドヴィンスクのセヴマシュ造船所で大規模な改装が行なわれ、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」に変身した後、2013年11月16日にインド海軍へ引き渡されました。
[重航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフ改め航空母艦ヴィクラマーディティヤはインド海軍へ引き渡された]
2014年1月7日、駐留基地となるインドのカルワル海軍基地へ到着しました。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧アドミラル・ゴルシコフ)は新たなる祖国インドへ到着した]
その「ヴィクラマーディティヤ」の就役後のアフターサービス期間は、元々の契約では20年となっていましたが、インド側は、それを2倍の40年にする事をロシア側へ要望しました。
[セヴマシュは空母ヴィクラマーディティヤの20-40年のアフターサービスを提供する]
インド側としては「ヴィクラマーディティヤ」を就役後30-40年は使いたいので、その期間中のアフタサービスを望んでいるという事でしょう。
[空母ヴィクラマーディティヤはインド海軍で30-40年就役するかもしれない]
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