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ロシア連邦軍北極圏統合コマンドが2014年末までに設立される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月17日13時28分配信
【北方艦隊と北極圏旅団は新たな軍事組織を組成する】
モスクワ、2月17日-ロシア通信社ノーボスチ

新たな組織~北方艦隊-統合戦略司令部は2014年末までに創設される。
それは、北方艦隊、北極旅団、航空・防空軍の一部、管理機関が含まれる。
月曜日、ロシア通信社ノーボスチは、ロシア連邦軍参謀本部の高位の代理人より伝えられた。

新たな司令部組織は、北方艦隊司令官により指揮される。
現在、このポストはウラジーミル・コロリョーフ大将が務めている。
彼は、ロシア連邦国防相に直属する。

「ロシア軍が作成する新たな組織は、北方艦隊及び陸上軍の北極圏旅団、航空・防空軍の一部、更には管理機関の追加により強化されます」」
参謀本部の代理人は話した。

彼は、新たな連合部隊の主な目的は、北極地域におけるロシアの利益の保護に有る事を強調した。
「それと北極海航路、漁業資源、埋蔵化石燃料の保護、そして最も重要なのは、我が国の北方の安全保障の提供です」
対談者は話した。

参謀本部の代理人によると、今年末までに新たな組織が機能し始めるように、今、積極的な資料の研究が行なわれている。

[ロシアの北極圏での計画は何か]
ロシアは、開発ペースの高まりという条件下において、5-7年後には北極圏の開発・研究の規模を、20世紀の1930-40年代に到来した「黄金時代」のレベルにまで持って行く事が出来るだろう。
今年2月、北極・南極博物館館長ヴィクトル・ボヤルスキーは述べた。

同月、「ロスネフチ」ムルマンスク州北極圏造船センターを作成すると発表した。

2013年4月、極東の大陸棚における資源探査のライセンスを有する「ロスネフチ」「ガスプロム」は、次年(2014年)に同地域での石油探査を積極化すると発表した。
特に「ロスネフチ」は、マガダンの大陸棚、カラ海及びバレンツ海で試験採掘を継続して行く。


ロシア北方艦隊は、2012年以降、北極圏での活動を活発化させています。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]
[聖アンドレイの旗の下に]


2013年9月には、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島への飛行場建設に協力しています。

この一連の動きを受け、北方艦隊をベースとして、北極圏ロシア連邦軍の陸海空軍各部隊を統一指揮する為の統合司令部が創設される事になったようです。
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