大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは2隻の揚陸艦と演習を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2014年2月17日15時23分配信
【大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」は地中海で揚陸艦との連係行動に習熟した】
今日(2月17日)、北方艦隊の2隻の艦-大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」と大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」-の乗組員は、黒海艦隊の大型揚陸艦「アゾフ」と、合同での任務遂行における主な種類の連係行動への習熟を終えた。
数日間に渡り、地中海の指定海域において大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」乗組員は、2隻の揚陸艦と合同で演習任務を仕上げ、国際基準に沿った電波信号を発信する組織的通信訓練、戦闘艦支隊の保護及び防衛といった様々な種類の航海指示書を再編した。
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」乗組員は、更に一連の訓練を実施し、艦支隊の組織的対空・対潜防衛、艦を持続させる為の対策訓練、一連の捜索救助支援活動が行なわれた。
実施された演習の予備評価によれば、北方艦隊及び黒海艦隊の艦の乗組員は、単一管理下で様々な課題を成功裏に解決する準備が整っている事が実証された。
艦隊間連携行動の要素への習熟は、海軍の艦の乗組員が遠距離航海中に解決する主な課題の1つである。
共同活動中にロシア艦の乗組員は、管理システム及び通信システムの機能を点検し、更には、様々な遠距離航海中において蓄積された実体験(の情報)を交換する。
北方艦隊の大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」は、2013年11月26日から12月5日までセヴェロドヴィンスクでドック修理を行ないました。
[大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは10日間で修理を終えた]
そして12月17日、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に地中海遠征へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]
北方艦隊の大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は、2013年8月5日にセヴェロモルスク基地を出港、バルト海でロシア・ベラルーシ合同戦略演習「ザーパド-2013」に参加しました。
その後、2013年11月上旬に地中海へ入りました。
[ロシア北方艦隊の大型揚陸艦は地中海へ行く]
北方艦隊の大型対潜艦が地中海で行動する際、黒海艦隊の大型揚陸艦と合同演習を行なうのは昨年以来の「慣習」となっております。
2013年4月15日、北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、黒海艦隊の大型揚陸艦「アゾフ」との合同演習を行ないました。
[ロシア北方艦隊と黒海艦隊の艦船は合同演習を行なった]
2013年6月17日、北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、黒海艦隊の大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」との合同演習を行ないました。
[北方艦隊と黒海艦隊の戦闘艦は地中海で合同演習を実施した]
そして2014年2月17日、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」は、黒海艦隊の大型揚陸艦「アゾフ」、そして同じ北方艦隊の大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」との演習を実施しました。
大型揚陸艦「アゾフ」

大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」

しかし、「アドミラル・レフチェンコ」と同様に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」に随伴して来た大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」は、今回の演習には参加していないようです。

シリアのタルトゥース、或いは、黒海沿岸のノヴォロシースクへ向かったのかもしれません。
更に、今回の演習では「アドミラル・クズネツォフ」の名前も出てこないので、同艦とも別行動を取っているようです。

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