ロシア北方艦隊の12隻の水上艦船及び潜水艦が洋上で行動している
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)

『イタルタス』より
2014年2月21日12時26分配信
【北方艦隊の12隻の艦船及び潜水艦の乗組員は遠距離航海中に2月23日を迎える】
アルハンゲリスク、2月21日/イタルタス特派員ウラジーミル・アヌフリエフ
北方艦隊の12隻の戦闘水上艦、保障船、潜水艦は、世界の大洋での遠距離航海中に「祖国防衛者の日」を迎える。
イタルタス特派員は、北方艦隊公式代理人ワジム・セルガ1等海佐より伝えられた。
彼によると、北方艦隊の5隻の戦闘艦が地中海に滞在している-重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「オレネゴルスキー・ゴルニャク」
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、地中海に常駐して活動するロシア海軍作戦連合部隊を2013年11月から率いている。
「現在、同艦の乗組員は、責任ある国際任務-中国、デンマーク、ノルウェーの海軍将兵と協同でシリア化学兵器輸送の安全保障を提供する-を遂行しています」
北方艦隊の代理人は説明した。
彼はまた、「アドミラル・クズネツォフ」の遠距離航海中に北方艦隊航空隊飛行士は、公海上の航空巡洋艦の甲板からの飛行を実施し、かなりの実務経験を得ている事を強調した。
北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は、遠距離航海中の乗組員へ祝電を送った。
「祖国の沿岸を遠く離れて責任ある任務を遂行する北方艦隊将兵は、世界の大洋においてロシアの国益を保護する為の準備を整えている事が確認されました」
祝辞では、こう述べられた。
2012年及び2013年、約6000名の北方艦隊将兵が遠距離航海へ参加し、艦は約30万海里を航行した。
北方艦隊の艦は、バレンツ海、白海、ノルウェー海、北海、カラ海、地中海、そしてラプテフ海と大西洋で行動した。
2月23日はロシアの「祖国防衛者の日」です。
今回の北方艦隊広報部発表によると、現在、北方艦隊の12隻の水上艦、支援船(曳船、給油船)、潜水艦が遠距離海域で行動中であり、これらの艦船は洋上で2月23日(祖国防衛者の日)を迎える事になります。
北方艦隊の水上艦及び支援船は、9隻が地中海に滞在しています。
注目すべきは、ロシア北方艦隊というかロシア連邦海軍の最有力水上艦2隻(重原子力ロケット巡洋艦と重航空巡洋艦)が共に派遣されているという事です。
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」
重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」
救助曳船「アルタイ」
救助曳船「ニコライ・チケル」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
中型海洋給油船「カーマ」

[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]

[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]
この他に、北方艦隊の3隻の潜水艦(原子力潜水艦?)が遠距離航海を行なっているという事になります。
水上艦とは異なり、潜水艦の動向は一切公表されておらず、この3隻の潜水艦が何処に居るのかは全く分かりません。
北方艦隊の原子力潜水艦の場合、北極海で活動している可能性が高いのですが、それと共に、地中海へ派遣されている可能性も否定できません。
[ロシア原潜は地中海に居る?]
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