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ロシア太平洋艦隊は2014年にインドネシア、中国、インドと合同演習を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月26日11時37分配信
【太平洋艦隊の艦はロシア連邦、中国、インドネシア沿岸の演習へ参加する】
ウラジオストク、2月26日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊の艦は、今年の春と夏にロシア、中華人民共和国、インドネシア沿岸で実施される3つの主要国際演習の準備を始めた。
ロシア通信社ノーボスチは、太平洋艦隊の代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。

「最近、インドのヴィシャカパトナム港においてロシア及びインドの軍事代表団が参加した会議が開催されました。
周知のように、今年7月にウラジオストク港をインド海軍艦支隊が訪れ、国際対テロ海軍演習インドラ-2014の活動段階がヤポンスキー海で実施されます」

対談者は話した。

彼によると、3回目のロシア-中国演習「海洋協同-2014」の準備は本格的に進められている。
先週、ペキンにおいて、この行動の為の最初の会議が完了した。
太平洋艦隊中華人民共和国海軍の軍事代表団は、演習を(今年)5月末~6月初頭に東シナ海の海域の1つと、(東シナ海)北部空域において実施する事で合意した。
演習中、海上及び空中目標への砲射撃の実施、合同での海上交通路の保護が仕上げられる。

「あと1つ、"KOMODO"と呼ばれる大規模多国籍演習が、インドネシア沿岸で2014年3月に実施されます。
演習は人道援助の方向で進められ、主な課題は、自然災害の結果を排除する為の国際部隊の協同動作への習熟になります。
ロシア側からは、"KOMODO"へ大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフ率いる艦船支隊が参加します」
マルトフ
は指摘した。


"KOMODO"は、インドネシアを初めとするASEAN諸国などが参加する国際海軍演習です。
【多国籍海軍演習"KOMODO"公式サイト】

ロシア海軍からは大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」が参加します。

「マルシャル・シャーポシニコフ」は、昨年12月30日からウラジオストク艦船修理工場のドックへ入渠しています。
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演習は3月に実施されるので、近い内にインドネシアへ向かう事になるでしょう。


ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」は今年5月末-6月初頭に東シナ海で実施されます。
当然ながら、ロシア太平洋艦隊の艦船が中国へ出向く事になります。
[ロシア-中国海軍合同演習は2014年5-6月に東シナ海で実施される]

2012年と2013年に実施された「海洋協同」には、ロシア海軍総司令部から演習統制官(総参謀長代理レオニード・スハーノフ提督)が派遣されています。
そして過去2回の「海洋協同」には、何れもロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」が参加しています。


ロシア・インド合同演習「インドラ」は毎年行なわれていますが、海軍の演習は数年に1度であり(陸上演習は毎年実施)、インド海軍の艦がウラジオストクを訪れ、ヤポンスキー海で行なわれるのは2007年以来です。
(最近はロシア海軍の艦船がインドへ出向いていた)
[ロシア太平洋艦隊はインド海軍と合同演習を行なう]
[ロシア・インド海軍合同演習開始]
[ロシア・インド海軍合同演習「インドラ-2007」]

2012年の「インドラ-2012」は、ロシア太平洋艦隊の艦船がインドへ出向いて実施されています。
[ロシア-インド海軍合同演習「インドラ-2012」は終了した]
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