空母アドミラル・クズネツォフは初めてキプロスを訪問した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月27日12時27分配信
【「アドミラル・クズネツォフは初めてキプロスのリマソールの港へ寄港した】
ムルマンスク、2月27日-ロシア通信社ノーボスチ
地中海のロシア海軍艦グループの一員として任務を遂行している重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、リマソール港への業務寄港を行なった。
西方軍管区下の北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。
「外国の港へのロシア艦の停泊中、キプロス共和国大統領ニコス・アナスタシアジス、キプロス共和国国防相フォティス・フォティウ、キプロス共和国海軍司令官キリヤコス・ポガニス大佐の艦上への訪問が計画されています」」
セルガは話した。
彼によると、巡洋艦のリマソール港への訪問は、ロシアとキプロス共和国の国家間協力の歴史上で初めてのロシア航空艦の業務訪問となる。
「リマソール港訪問は、2ヶ月以上に渡る遠距離航海任務を遂行している重航空巡洋艦乗組員にとって最初の外国の港への寄港になります」
艦隊の代理人は付け加えた。
寄港プランでは、必要な基準の物資補充が提供される。
更にロシア人船員は、地元の観光名所を見学し、沿岸で休養する機会を与えられる。
重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の遠距離航海は2013年12月17日に始まった。
重航空巡洋艦の航海は、世界の大洋の戦略的に重要な海域におけるロシア海軍艦の常時の存在を再開するというロシア連邦国防省の要請の枠組において実施され、数ヶ月間に渡って続けられる。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]
北方艦隊旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする部隊は、2013年12月17日に遠距離航海へ出発しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海遠征へ出発した]
[北方艦隊航空艦グループ]指揮官ヴィクトル・ソコロフ少将
重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」
大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」
救助曳船「ニコライ・チケル」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
中型海洋給油船「カーマ」
その後、ノルウェー海でヘリコプターの発着訓練を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはノルウェー海でヘリコプターの発着訓練を行なった]
「アドミラル・クズネツォフ」と随伴艦船はノルウェー海でサイクロンに遭遇しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはサイクロンの中を通過する]
2014年の新年は北東大西洋(正確にはスコットランド沖)で迎えました。
[空母アドミラル・クズネツォフは大西洋で新年を迎える]
[2013年12月末にブリテン駆逐艦はスコットランド沖で空母アドミラル・クズネツォフを追跡した]
2014年1月初頭、北海において艦上戦闘機Su-33の飛行訓練が行なわれました。
[空母アドミラル・クズネツォフは北海で艦上戦闘機Su-33の飛行訓練を実施した]
1月10日、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは英仏海峡を通過し、ジブラルタル海峡へ向かった]
その後、フランス海軍と合同演習を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ入る前にフランス海軍と合同演習を行なった]
1月15日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ入った]
1月20日、地中海で就役(海軍旗初掲揚)23周年の記念日を迎えました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海で就役23周年を迎えた]
同日、航空艦グループの給油船「セルゲイ・オシポフ」は物資補充(現地で購入)の為にアルジェリアのアルジェ港へ入港しました。
[給油船セルゲイ・オシポフはアルジェリアへ寄港した]
1月23日、地中海西部の停泊地を抜錨し、東へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海西部を抜錨し、東へ向かった]
翌1月24日、バレアレス諸島南方において艦上戦闘機Su-33の空戦訓練を行ないました。
[空母アドミラル・クズネツォフ艦載機は地中海で空戦訓練を実施する]
1月28日、補給の為にマルタ島南東海域へ投錨しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはマルタ島沖に投錨した]
その後、マルタ島沖を抜錨し、地中海東部へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33はスクランブル当直に就く]
2月6日、給油船「セルゲイ・オシポフ」は、物資補充の為、キプロス島へ入港しました。
[給油船セルゲイ・オシポフはキプロスへ寄港した]
2月10日、地中海東部に到着し、既に2013年11月上旬から地中海で行動中の北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と合流しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは地中海東部で原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと合流した]
その後、キプロス島南西海域で洋上補給を行ない、南東海域へ移動して艦載機の飛行訓練を開始しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはキプロス島南東で艦載機の訓練飛行を行なった]
[空母アドミラル・クズネツォフ航空隊の訓練は続く]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦載機は地中海東部で飛行訓練を継続する]
そして2月27日、キプロスのリマソール港を訪れました。
重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、就役以来初のキプロス訪問となります。

更に付け加えると、今回の遠距離航海において初めての寄港になります。
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