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統合造船業営団はラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクの試験を行なう

『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【統合造船業営団は潜水艦「サンクト-ペテルブルク」の試験を行なう】
2012年3月11日

「統合造船業営団」プロジェクト677潜水艦のトップ「サンクト-ペテルブルク」の深海試験を2012年に予定する。
防衛産業企業体の代理人は伝えた。

「現在、 サンクト-ペテルブルクは試験運用中であり、今年、一連の深海試験が実施されます」
情報提供者はイタルタスに伝えた。

以前、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、プロジェクト677潜水艦のトップを辛辣に評価した。
しかし、「統合造船業営団」管理部は彼と意見を共有していない。

2012年、海洋工学中央設計局「ルビーン」は、プロジェクト677の改定案をロシア海軍総司令部に再び提出する。

ヴィソツキー提督も、海軍はプロジェクト677非核動力潜水艦(整理名「ラーダ」)を放棄するものではない事を強調し、トップ艦の動力装置のみに不満を述べた。

「僕は、トップ艦サンクト-ペテルブルクに対してはっきりと申し上げたのであり、ラーダ全般についてではありません」
総司令官は語った。

非核動力潜水艦プロジェクト677のトップは、現在、試験運航を行なっている。
「この艦の主要な問題点は動力装置に有ります」
ヴィソツキーは述べた。



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ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級に関しては、以前にロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将が、ラーダ級を断念すると発言した、と報じられた事が有りました。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

問題のラーダ級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクト-ペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置は、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



確かに、ヴィソツキー提督は、「サンクト-ペテルブルク」について不満を述べています。

ちなみに、このインタビューで、インタビュアー(『ロシア通信社ノーボスチ』セルゲイ・サフロノフ)は、ヴィソツキー提督を「ウラジーミル・セルゲイヴィッチさん」と呼んでいます。


[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
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