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ロシア海軍向けミストラル級1番艦ウラジオストクは最初の洋上試験を行なった

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『アルムス-タス』より
2014年3月6日16時18分配信
【フランスは公海上でヘリコプター母艦「ウラジオストク」の最初の機器試験を実施した】
パリ、3月6日(アルムス-タス)

フランスの造船所でロシアの為に建造されているヘリコプター母艦「ウラジオストク」は、公海上での最初の機器試験に合格した。
イタルタス特派員は、本日、造船会社DCNSの作業責任者より伝えられた。

「水曜日夜、同艦は機器試験を実施する為、ドックから出ました。
現在、同艦は未だサンナゼール港の近くの海上に居ます」

DCNSの代理人エマヌエル・ゴデズは表明した。

彼は、それ(機器試験)が特にヘリコプター母艦の航海システム、管理システム、水上での動作全般の点検であると説明した。
「艦の試験完了後、追加作業の為にドックへ戻ります」
ゴデズ
は総括した。

軍艦「ウラジオストク」は、サンナゼール市の造船所で2013年10月15日に乾ドックから進水した。
ロシアへの引き渡しは2014年秋に予定されている。
ロシア・フランス間の合意により、このタイプの艦の初期設計は一連の変更が提示されている。
「ロシア側の要求の1つは、低温条件下で戦闘任務を遂行する為の艦の適応でした」
エマヌエル・ゴデズ
は指摘した。

このタイプの1隻目の汎用揚陸艦は2003年にフランスで建造された。
今日、フランス海軍の編制には、3隻の同型艦-「ミストラル」、「トネール」、「ディズミュド」が在る。
艦は、4つの任務を一度に行なえる。
それはヘリコプター搭載運用、兵員の地上への揚陸、指揮センター、浮揚病院である。

ヘリコプター母艦は排水量21,000トン、船体最大長210m、速力18ノット、航続距離は最大で20000海里。
乗組員は170名であり、更に艦は450名の海軍歩兵を収容可能である。
航空隊は16機のヘリコプターから成り、同時に6機の飛行甲板からの発着が可能である。
艦の貨物デッキには、40両の戦車或いは70台のトラックを収容できる。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2012年2月1日にフランスサン-ナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けヘリ空母「ミストラル」型1番艦は起工される]

船体後部は、ロシア国内のサンクト-ペテルブルク市の「バルト工場」で2012年10月1日に起工されました。
[バルト工場はヘリ空母ウラジオストクの船体を起工した]

バルト工場で建造された「ウラジオストク」後部は2013年6月26日に進水し、7月8日にフランスサンナゼールへ向けて出発しました。
[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部は進水した]

「ウラジオストク」後部は7月23日にサンナゼールへ到着しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部はサンナゼールへ到着した]

結合された「ウラジオストク」は2013年10月15日に進水しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクは進水した]

そして3月5日夕方にサンナゼールを出港し、最初の洋上試験を実施しました。
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「ウラジオストク」は、2014年11月1日にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ヘリ空母ウラジオストクは2014年11月1日にロシア海軍へ納入される]

その後、約1年間かけてロシア製兵装インテグレートが行なわれます。
[ミストラル級へのロシア製兵装のインテグレートには約1年を要する]

「ウラジオストク」は、フランス製揚陸艇CTMを4隻搭載します。
[ロシア海軍のミストラル級の搭載艇が最終決定された]


なお、「ウラジオストク」2番艦「セヴァストーポリ」の乗組員は、ロシア太平洋艦隊から集められます。
[ロシア太平洋艦隊はミストラル級2隻の乗組員を編成する]

この2隻の為の埠頭の建設もウラジオストクで始まっています。
[ウラジオストクでミストラル級ヘリ空母の為の埠頭の建設が始まった]
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