空母ヴィクラマーディティヤのアフターサービス契約は2014年5月に締結される
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公開株式会社「生産合同・北方機械製造組合(セヴマシュ)」公式サイトより
2014年3月12日配信
【「ヴィクラマーディティヤ」の新たな会議】
「セヴマシュ」代表は、インドのゴア州で3月初頭に開催された軍事技術協力に関するロシア・インド政府間委員会の造船サブグループの第23回会合に参加した。
造船業界及び海洋技術部門の会議の議長は、ロシア産業貿易相レオニード・ストルゴフとインド海軍統合参謀本部の海軍中将ナイル氏が務めた。
セヴマシュ代表団は、軍事技術協力生産部長セルゲイ・ノヴォセロフ、副部長ゲオルギー・ジューコフ、公開株式会社「ロシア航空機製造団体ミグ」設計主任イワン・クリスチノフ、ネフスキー計画設計局総取締役セルゲイ・ブラソフで構成される。
開会の挨拶で、ナイル氏は、造船所の経営陣及びスタッフが成し遂げた仕事に厚く感謝の意を述べた。
会議の枠組において、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」への訪問が予定されている。
同艦は母港へ到着するまでの殆ど全ての時を海上で過ごした。
航空隊のフライトは完成している。
現在、5名のインド海軍パイロットは航空母艦の甲板へ自立着艦している。
全ての機器装置は正常に動作している。
ロシアで製造された冷房機MTHI-2000は熱帯気候条件下に適している事が証明され、艦への良好な環境を提供する。
航空母艦は快適な温度を維持する。
同艦の艦長ベリー准将の挨拶では、「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコと全てのスタッフの仕事への感謝の意が述べられ、セヴマシュは世界中でインド側が提示した課題を処理できる工場の1つである事が指摘された。
しかしセヴェロドヴィンスク企業及び契約組織は、全ての必要な作業を遂行し、インドは美しい船を得た。
更に、会議では保証期間後の航空母艦の保守に関する補足契約問題の議定書への署名が行なわれた。
契約は5月に署名される予定である。
3月末、インドで作業を行なう保証グループの一部は交代する。
専門技術者の一部はセヴェロドヴィンスクへ戻り、代わりに他の人が到着する。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]


ロシア海軍の重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」は、退役後にインドへ売却、セヴェロドヴィンスクのセヴマシュ造船所で大規模な改装が行なわれ、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」に変身した後、2013年11月16日にインド海軍へ引き渡されました。
[重航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフ改め航空母艦ヴィクラマーディティヤはインド海軍へ引き渡された]
2014年1月7日、駐留基地となるインドのカルワル海軍基地へ到着しました。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧アドミラル・ゴルシコフ)は新たなる祖国インドへ到着した]
既にインド海軍パイロットによる発着艦訓練は開始されています。
その「ヴィクラマーディティヤ」の就役後のアフターサービス期間は、元々の契約では20年となっていましたが、インド側は、それを2倍の40年にする事をロシア側へ要望しました。
[セヴマシュは空母ヴィクラマーディティヤの20-40年のアフターサービスを提供する]
[インドは空母ヴィクラマーディティヤのアフターサービス期間を40年にする事を望む]
今回の記事では、具体的なアフターサービス期間には触れられていませんが、今年5月には契約への本署名が行なわれるとの事です。
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