ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフはインド洋へ行く

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年3月17日9時10分配信
【次の太平洋艦隊艦船支隊はインド洋での戦闘勤務へ出発した】
ヤポンスキー海での対潜演習完了後、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「イルクト」、救助曳船「アラタウ」で構成され、ウラジーミル・ドミトリエフ少将が指揮する太平洋艦隊艦船支隊は、戦闘勤務へと出発した。
現在、支隊はコレイスキー海峡を通過し、東シナ海へ出ている。
遠距離航海中、乗組員はマレーシア沿岸で自然災害の結果を排除する為の多国籍演習に参加する。
インド洋での任務遂行中に太平洋艦隊将兵はスリランカ及びパキスタンの港を訪れる。
これは、太平洋艦隊の作戦ゾーン内における大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」の第3の戦闘勤務となる。
以前、このロシア艦船の乗組員は5ヶ月間に渡る航海を行ない、ムンバイ港へ寄港し、ロシア-インド合同演習「インドラ-2012」へ参加し、イランのバンダレ·アッバース港を訪問した。
2013年2月、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」はセーシェル島共和国を訪問し、ロシアの歴史上初めてタンザニア連合共和国のダルエスサラーム港への業務寄港を行ない、タンザニアの同僚の為に展示対海賊演習を実施した。
その後、太平洋艦隊艦船支隊はランカウイ島(マレーシア)で開催された国際航空宇宙海軍技術展示会「LIMA-2013」へ参加し、プサン港への計画業務寄港を行なった。
想い起して欲しい。
2010年5月6日、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」のロシア人船員は、前例のない作戦を実施し、ソマリア海賊に乗っ取られたタンカー「モスクワ大学」を解放した事を。
『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2014年3月17日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」支隊は、3月16日午前3時頃にコレイスキー(ツシマ)海峡を南下しました。
2014年3月中旬、ヤポンスキー海でロシア太平洋艦隊の対潜演習が実施されました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2014年3月12日15時50分配信
【太平洋艦隊水上艦の乗組員はヤポンスキー海で仮想敵潜水艦を探し求める】
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」支隊は、この演習に参加した後、ウラジオストクへは戻らず、ヤポンスキー海を南下してコレイスキー(ツシマ)海峡を通過したようです。
今回、インド洋への遠距離航海へ出発した大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、中型海洋給油船「イルクト」、海洋救助曳船「アラタウ」の3隻は、2012年11月2日から2013年4月21日まで遠距離航海を行ない、アデン湾海賊対処任務に就いています。
[ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊はウラジオストクへ戻った]
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」は2010年にもアデン湾海賊対処任務へ派遣され、同年5月にはソマリア海賊に乗っ取られたロシアのタンカーを解放しています。
[アデン湾における大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフの活躍を描いた映画が撮影される]
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