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ロシア海軍第5世代AIP潜水艦プロジェクトはカリーナと命名された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年3月19日11時00分配信
【嫌気性装置を有する新たな非核動力潜水艦は整理名「カリーナ」を得た】
モスクワ、3月19日-ロシア通信社ノーボスチ

嫌気性装置を有する第5世代非核動力潜水艦プロジェクトはコード名「カリーナ」を得た。
水曜日、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は記者団に伝えた。

総司令官は、ロシア連邦国防省及びロシア連邦海軍の指示により、非核動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(嫌気性装置)の作成作業が進行中である事を想い起した。

「現在、非大気依存発電装置を装備する第5世代非核動力潜水艦プロジェクト"カリーナ"の設計が行なわれております」
チルコフ
は話した。

非大気依存発電装置の主な利点は、潜水艦の隠密性の増加に有る。
潜水艦は、バッテリーを充電する為に浮上する事無く水中に滞在できる。

ロシアが開発した非大気依存発電装置は、水素の生成方法において外国の同類とは根本的に異なっている。
それは潜水艦の中に高純度水素を貯蔵するのではなく、この装置により、改質装置を用いたディーゼル燃料の消費量に応じた水素の生成が提供される。


ロシア海洋工学中央設計局「ルビーン」は、以前から第5世代非核動力(通常動力)潜水艦の開発作業を進めています。
[ロシアは第5世代潜水艦の設計作業を始めている]
[2018年にはロシア第5世代非核動力潜水艦の1番艦が完成するかもしれない]

第5世代非核動力潜水艦は、非大気依存発電装置(AIP)を搭載します。

非大気依存発電装置も、「ルビーン」により開発されています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]

以前、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、2020年末までに新プロジェクト非核動力潜水艦(第5世代)が4隻建造されると述べています。
[ロシア海軍は2020年までに12隻の原子力潜水艦を近代化する]

この第5世代非核動力潜水艦の名前は、これまで明らかにされていませんでしたが、今回、ロシア海軍総司令官から「カリーナ」である事が明らかにされました。

と言うわけで、今後、ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級と呼ばれる事になります。
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