旧ウクライナ潜水艦ザポリージャはロシア海軍旗を揚げた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年3月22日12時26分配信
【アンドレイ旗はウクライナ海軍唯一の潜水艦へ掲げられた】
セヴァストーポリ、3月22日-ロシア通信社ノーボスチ

ウクライナ海軍唯一の潜水艦「ザポリージャ」は、黒海艦隊の編制へ加入した。
土曜日、潜水艦には聖アンドレイ旗が掲げられ、ストリエツカ湾から黒海艦隊潜水艦大隊が居る南湾への移動を始めた。
ロシア通信社ノーボスチ特派員は現地から伝えた。

3月16日、クリミアでは、自治体制に関する住民投票が行なわれ、有権者の96パーセント以上がクリミアロシアへの参加を支持し、3月18日、当事者は協定に署名した。
(ロシア)連邦院は金曜日(3月21日)にクリミアロシアへの加盟条約を批准し、連邦憲法上において、ロシア連邦を構成する2つの新たな主体-クリミア共和国及び連邦市セヴァストーポリ-が加わった。
その後、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、クリミア及びセヴァストーポリロシア加盟条約の批准、連邦憲法上におけるロシアへの加入手順及び新たな連邦構成主体としての編入への移行に関する法令に署名した。
更にプーチンは、クリミア連邦区と、その首府としてのシンフェロポリ市を形成する為の法令に署名した。

クリミア当局は、半島に在る全ての国有財産の国有化を発表した。
このカテゴリには、ウクライナ海軍の艦艇及び沿岸部隊が含まれている。
現在までに、70以上の部隊及び艦艇へロシア旗が揚がった。

現地時間で本日(3月22日)9時30分、潜水艦「ザポリージャ」聖アンドレイ旗は揚がり、潜水艦は海へ出る準備を始めた。
ロシア通信社ノーボスチ黒海艦隊潜水艦大隊司令アナトーリー・ヴァロチキン1等海佐から説明された所によると、ウクライナ乗組員は、ロシア海軍での勤務への賛成派と反対派に分かれた。

「潜水艦乗組員の半分は、彼等が良く知る潜水艦に残って勤務を継続し、与えられた任務を遂行する用意があります。
艦長を含めた一部の反対派の乗組員は、艦を去りました。
ザポリージャは、ストリエツカ湾から、我が潜水艦部隊が駐留する南湾へ移動します。
覚えておいて頂きたいのは、潜水艦の機器状態は、ベストではないという事であります」

士官は指摘した。
今日、潜水艦「ザポリージャ」が加わった事により黒海艦隊潜水艦大隊は4隻となる。

ウクライナ政治危機が表面化したのは、同国の内閣がヨーロッパ統合への参加の一時取り止めを発表した2013年11月末であった。
「ユーロマイダン」と呼ばれる大規模な抗議はウクライナ全土で発生し、その結果、(2014年)1月には、武装過激派と治安機関との衝突が起こった。
街頭では小競り合いが起こり、この中で反対派は火炎武器及び「モロトフ・カクテル」を再三に渡り使用し、数十名の命が犠牲となった。

2月22日、同国で暴動が起こり、当局は占拠された。
最高議会は、大統領ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ及び野党指導者と結ばれた合意に反し、議会と内務省の指導部を交代させ、国家元首は失脚し、その後、生命の危機からウクライナから去る事を余儀なくされた。
2月27日、ウクライナ議会は、いわゆる「人民信任政府」を承認し、アルセニー・ヤツェニュクが首相となった。
その次の日、ロストフナドヌーにおける記者会見において、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチは、依然として自分は合法的に選出された国家元首であると表明した。





[ウクライナ潜水艦ザポリージャ、ロシア黒海艦隊へ編入?]
クリミア自治共和国ロシア連邦へ編入された事を受け、ウクライナ海軍唯一の潜水艦「ザポリージャ」(B-435)に関しては、ロシア黒海艦隊潜水艦部隊(第247独立潜水艦大隊)司令により、自軍へ引き入れる為の説得工作が密かに行なわれていました。

その結果、乗員の一部は潜水艦を去り、残りはロシア海軍へ加わる道を選びました。
第247独立潜水艦大隊司令部との交渉に当たった「ザポリージャ」艦長ロベルト・シャギエフは、自身はロシア海軍への参加を辞退したものの、部下には自由な道を選ばせたようです。
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旧ウクライナ海軍潜水艦「ザポリージャ」は約20年ぶりにロシア海軍へ復帰し、元のB-435へ戻りました。
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なお、記事中で述べられているロシア黒海艦隊第247独立潜水艦大隊に在籍する4隻は、以下の艦を指しています。

潜水艦B-871「アルローサ」
潜水艦B-435(旧U-01「ザポリージャ」)
潜水艦B-380(修理中)
浮揚充電ステーションPZS-50(旧潜水艦S-49)

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