前ウクライナ海軍総司令官ベレゾフスキー提督はロシア黒海艦隊副司令官に任命された
- カテゴリ:クリミア(ウクライナ)情勢

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年3月24日14時45分配信
【元ウクライナ海軍総司令官はロシア連邦黒海艦隊司令官代理に任命された】
シンフェローポリ、3月24日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは、クリミアへの出張中にデニス・ベレゾフスキー少将をロシア黒海艦隊司令官代理(副司令官)に任命した。
ロシア軍当局のトップは、ベレゾフスキーへロシア軍の個人認識番号を授与した。
以前、少将は、ウクライナ海軍司令官だったが、3月2日、クリミアへ忠誠を誓った。
キエフ当局は、彼の司令官職からの解任を発表し、ウクライナ検察当局は、彼の行動に関する調査を始めていた。
デニス・ワレンチノヴィチ・ベレゾフスキーは、1974年7月15日にハリコフ市に生まれました。
1996年にウクライナ海軍士官学校卒業後、2002年には28歳でフリゲート「ヘトマン・サハイダチヌイ」艦長に任命されました。
(2005年まで在任)

2012年12月6日には海軍少将に昇進しました。
ウクライナ・クリミア危機の最中の2014年3月1日、ウクライナ暫定政府により、ウクライナ海軍総司令官に任命されました。
しかし、その翌日の3月2日、新任の海軍総司令官は、クリミアへ忠誠を誓う事を表明し、ウクライナ海軍を離反しました。
その後の動向が明らかにされていませんでしたが、今回の記事に有る通り、本日(2014年3月24日)、ロシア黒海艦隊司令官代理(副司令官)に任命されました。

既に、在セヴァストーポリのウクライナ海軍艦艇は、全てロシア海軍に接収されています。
[旧ウクライナ潜水艦ザポリージャはロシア海軍旗を揚げた]
[旧ウクライナ海軍統制艦スラヴ―トゥチはロシア旗を揚げた]
ロシア黒海艦隊公式サイトより
【艦隊司令部の構成】
黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ中将の下には、第1副司令官兼参謀長アレクサンドル・ノサトフ少将と副司令官ワレリー・クリコフ少将が居るので、新任の副司令官デニス・ベレゾフスキー少将は、その下という事になります。
(黒海艦隊のナンバー2は第1副司令官ノサトフ少将)
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