2014年にロシア海軍は約40隻の新造艦艇を受領する
- カテゴリ:プロジェクト「リデル」原子力駆逐艦

『イタルタス』より
2014年3月25日10時58分配信
【2014年に(ロシア)海軍の戦闘編制へ40隻の艦艇が受け入れられる】
モスクワ、3月25日/イタルタス
今年(2014年)、様々なクラスの約40隻の戦闘艦、潜水艦、保障船がロシア海軍の戦闘編制へ加わる。
国防相代理ユーリー・ボリソフは記者団に伝えた。
「2014年には、警備艦プロジェクト11356、小型ロケット艦プロジェクト21631、対後方攪乱艇プロジェクト21980、最新の救助船イーゴリ・ベロウソフが納入され、更には、砕氷船プロジェクト21180、浮揚自走クレーン・プロジェクト02690、その他の補助船のシリーズが起工される予定となっております」
ボリソフは話した。
国防相代理は、過去2年間で、多目的コルベット・プロジェクト20380、小型砲艦プロジェクト21630、対後方攪乱艇プロジェクト21980が海軍へ軍備採用された事を想い起した。
海軍の戦闘編制には、更に、ミサイル複合体「カリブル」を有する第4世代の新型潜水艦プロジェクト677「ラーダ」が加わった。
また、彼によると、近い将来、新たな駆逐艦プロジェクト「リデル」型のトップ艦が海軍の軍備として受領される。
「海軍開発計画によると、近い将来には、高精度打撃兵器及び対潜兵器、航空装備、自衛手段を備えた将来艦及び潜水艦が軍備として採用されます。
それは、新世代原子力潜水艦ヤーセン型、コルベット型、フリゲート型、小型ロケット艦、そして新たな駆逐艦プロジェクト・リデル型のトップといった最新の多目的水上戦闘艦です」
ボリソフは話した。
「建造される将来艦の為に作成される兵装及び機器は、既存の、そして新たに生ずる脅威への対処を保証し、あらゆる世界の大洋海域で割り当てられる海軍の任務において、全方位へ対処する為の戦闘効率を増加させる事を可能とします」
彼は、こう考えている。
今年1月初頭にもロシア海軍総司令官代理(兵器担当)ヴィクトール・ブルスク少将が「ロシア海軍は2014年に約40隻の艦艇を受け取る」と述べています。
[ロシア海軍は2014年に約40隻の各種艦船を受け取る]
しかし、今回の国防省代理ユーリー・ボリソフ氏とは話の中身が異なっています。
特に今回、ボリソフ氏は、ロシア海軍の将来駆逐艦プロジェクト「リデル」に言及しています。
[ロシア将来駆逐艦]
ロシア将来駆逐艦は、通常動力と原子力の2種類のヴァージョンの設計が進められています。
ロシア将来駆逐艦・通常動力ヴァージョン(排水量10000トン)


ロシア将来駆逐艦・原子力推進ヴァージョン(排水量10000トン以上)

通常動力ヴァージョンに関しては、これ以前に、排水量7000トン案も有ります。

今回のボリソフ氏の発言を見る限りでは、近い将来に新駆逐艦の1番艦の建造が開始されるようです。
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