ウクライナ海軍フリゲート"ヘトマン・サハイダチヌイ"乗員の約2割はクリミアへ戻る事を望んでいる

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年4月2日11時36分配信
【「ヘトマン・サハイダチヌイ」乗組員の一部は辞職してクリミアへ戻る事を望んでいる】

ウクライナフリゲート「ヘトマン・サハイダチヌイ」で勤務する約40名の契約船員は、辞職してクリミアへ戻る事を望んでいる。
セヴァストーポリニュースポータル『ForPost』は、オデッサに係留されている「サハイダチヌイ」乗員の1人の話を引用した。

この船員によると、「ヘトマン・サハイダチヌイ」の乗組員211名の内の約40名は、(クリミア)半島へ行く事を望んでいる。
フリゲートで勤務する船員で最も多い契約軍人は、家族の多くをクリミアへ残してきている。
(クリミア)半島がロシア領と認定された後に記された辞職に関する幾つかのリポートによると、首脳部は未だ(乗員を)帰還させてはいない。

「我々は、誰一人として、脱走という形で辞職し、セヴァストーポリへ行く事など望んでおりません。
反対に、軍事検察官は、それを"脱走兵"と見なすなどと脅しています。
彼等は、部分的動員が終了するまで、更に45日間は待つ必要が有ると言っております」

彼は説明した。

ウクライナ国防省の情報によると、船員は(辞職)申告書には署名しておらず、そのような事は確認されていない。

更に、ウクライナ海軍司令官セルゲイ・ハイドゥク少将は、「ヘトマン・サハイダチヌイ」艦上で表明した。
4月2日にウクライナ国防省が署名した法令により、今後、契約軍人は何の問題も無く辞職する事が可能となる。


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ウクライナ海軍フリゲート「ヘトマン・サハイダチヌイ」は、今回のウクライナ動乱が起こった2014年2月末には、アデン湾海賊対処任務を終えて戻ってくる途中でした。

2月28日にはギリシャスーダ港へ寄港しています。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年2月28日14時07分配信
【フリゲート「ヘトマン・サハイダチヌイ」はギリシャのスーダ湾海軍基地へ到着した】

そして3月1日、ロシア『イズベスチヤ』は、「ヘトマン・サハイダチヌイ」ロシアへ投降したなどと報じました。
2014年3月1日21時26分配信
【ウクライナ海軍旗艦「ヘトマン・サハイダチヌイ」はロシア側へ投降した】
これは、当時クリミアへ行っていたロシア連邦院(上院)議員イーゴリ・モロゾフ氏の話を伝えたものです。

その後、「ヘトマン・サハイダチヌイ」は、キエフ時間3月4日8時にダータネルス海峡へ入り、同日夕方にはボスポラス海峡を通過して黒海へ入りました。
『イタルタス』より
2014年3月4日14時02分配信
【ウクライナ外務省:ウクライナ海軍フリゲート「ヘトマン・サハイダチヌイ」は黒海へ戻って来る】

3月5日、オデッサへ帰港しました。
『インタファクス-ウクライナ』より
2014年3月5日9時42分配信
【旗艦「ヘトマン・サハイダチヌイ」はウクライナ国旗の下にオデッサへ到着した】
「ウクライナ国旗の下に」という表現は、同艦がロシアへ投降したなどと報じたメディアに対する完全な嫌味でしょう。

その後、ロシア連邦クリミア共和国及びセヴァストーポリ特別市を編入し、クリミアに居たウクライナ海軍艦艇はロシアに接収されました。
[ウクライナ海軍には10隻の艦艇が残った]

ウクライナ海軍に残されたのは、フリゲート「ヘトマン・サハイダチヌイ」を含めた10隻の艦艇のみでした。


しかし今回の記事によると、その「ヘトマン・サハイダチヌイ」の乗組員211名の内、約40名は家族の居るクリミアへ戻る事を希望しているようです。
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