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ドミトリー・ロゴージンはロシア国防相に就任するかもしれない

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昨年末にロシア防衛産業担当の副首相に任命されたドミトリー・ロゴージンですが、新たなプーチン政権において国防相のポストに就くかもしれません。


『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【メディア:ロゴージンは国防長官になるかもしれない】

ロシア副首相ドミトリー・ロゴージンは、国防長官になるかもしれない。
3月14日、『モスコウスキー·コムソモーレッツ』紙は報じた。

新たな政権を形成するに当たり、重要な省庁の何れかで劇的な変化が発生する可能性がある。
防衛産業企業体の情報提供者が『モスコウスキー·コムソモーレッツ』紙に伝えた所によると、現在、ロシア国防長官の候補としてドミトリー・ロゴージンが考えられている。

軍事部門は、新たな人物の任命を待っている。
現在の国防長官アナトリー・セルジュコフは、国軍改革の仕事において、その義務をほぼ完了した。
その構造は決定され、財政環境は順調に導かれている。

昨年末、セルジュコフは、改革の主要段階は完了したと国家指導部に報告している。
しかし、防衛企業と、その主な顧客-国防省との間で時に発生する摩擦や緊張の問題は解決できなかったと同紙は報じた。

国家防衛発注の現状に、大統領と首相は不満を持っている。
加えて国防長官は、政治的な重要度が高い。

経験豊富な経営者であるセルジュコフは、専門家の観測によると、外国の軍事指導者との会合において、明らかに政治的経験が欠如していた。
一方、現在の副首相ドミトリー・ロゴージンは、「防衛産業」にのみ責任を負う立場である。

そして、全ての彼の監督手順は、産業と軍との間の摩擦を除去する事を目的としている。
したがって、長官としてのロゴージンの姿勢は、国家防衛発注の問題の深刻さを減らし、防衛産業企業体の発展を可能にし、軍の再装備を成功させる事である。
ドミトリー・ロゴージンは、副首相と国防長官を兼任する可能性がある。

純粋な軍事的機能を、参謀本部は成功裏に果たしている。
兵器購入に関するマカロフ将軍と副首相ロゴージンの最近のいざこざを想い起す時、本当にロゴージンが出現するのなら、彼(マカロフ)の上司に(セルジュコフと)置き換えても良い。

政治的な観点から見て、問題が生ずる事は無いだろう。
ロゴージンは、北大西洋条約機構(NATO)のロシア代表として広範囲な経験を有しているのだから。


【ドミトリー・ロゴージン氏のツイッター(ロシア語版)】
【ドミトリー・ロゴージン氏のツイッター(英語版)】

ドミトリー・オレゴヴィッチ・ロゴージン氏は1963年12月21日生まれで現在48歳です。
(現国防相セルジュコフより2歳年下)

2008年1月9日から2011年12月22日までNATOのロシア常駐代表を務め、2011年12月23日、ロシア連邦政府議長代理(副首相)に任命されました。
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