ロシア海軍のミストラル級の為の艦載ヘリコプターKa-52Kが生産される
- カテゴリ:ロシアの艦載ヘリコプター

『イタルタス』より
2014年4月8日13時33分配信
【沿海地方の会社は「ミストラル」の為の甲板ヘリコプターKa-52Kのグループを製造する】
モスクワ、4月8日/イタルタス
ロシアのヘリコプター業界は、フランスでロシア連邦向けに建造されている汎用揚陸艦「ミストラル」型の為の打撃ヘリコプターKa-52Kのグループの製造発注を受けた。
発注の履行者は、沿海地方に位置するアルセーニエフ航空機会社N.I.サズーキン記念「プログレス」(ホールディングス「ロシアン・ヘリコプターズ」へ加入している)となる。
アルムス-タス特派員が防衛産業企業体の代理人から伝えられたように、同社は、ロシア連邦海軍の為の汎用揚陸艦プログラムの実行へ参加している。
彼によると、「プログレス」は、32機のヘリコプターを製造する。
それは2隻の揚陸艦に配置され、1艦当たり16機となる。
当初、汎用揚陸艦の航空グループは、8機のKa-52Kと8機の輸送戦闘ヘリコプターKa-29TB(16名の標準武装の海軍歩兵隊員を乗せることが出来る)で構成される予定だった。
しかし、現在、Ka-29TBの製造の為の発注を「ロシアン・ヘリコプターズ」社は受けていない。
更に(ロシア)海軍は、各汎用揚陸艦に1機あるいは2機の捜索救助ヘリコプターKa-27PSを搭載する事への関心を有している。
しかし、情報提供者が説明したように、艦のヘリコプターグループの最終的な構成は明らかにされていない。
従って、捜索救助ヘリコプターが構成に含まれるのか、そして、その全般的な構成は不明である。
もしも汎用揚陸艦「ウラジオストク」と「セヴァストーポリ」へKa-27PSを配置する決定が下された場合、海軍航空隊の「現有機」から持って行く予定であり、続いて、必要な修理及び整備が実施される。
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
【アルセーニエフ航空機会社N.I.サズーキン記念「プログレス」公式サイト】
同社は、ロシア空軍向けの打撃ヘリコプターKa-52を製造しています。


これに続き、ロシア海軍の為の艦載ヘリコプターKa-52Kの製造も受注する事になりました。

Ka-52Kは計32機が製造され、2隻のヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」と「セヴァストーポリ」へ配備されます。
以前には、ロシア海軍向け「ミストラル」級には8機のKa-52Kと8機のKa-29が搭載されると言われていましたが、今回の記事によると、Ka-29が搭載される可能性は低いようです。
更に、ロシア海軍現用の捜索救助ヘリコプターKa-27PSが「ミストラル」級に配備される可能性も有るとの事です。

配備が決定した場合、機体は新規生産ではなく、ロシア海軍航空隊の現用機が搭載されることになります。
ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2014年3月5日に最初の航海試験を実施しました。
[ロシア海軍向けミストラル級1番艦ウラジオストクは最初の洋上試験を行なった]
2番艦「セヴァストーポリ」の建造も進められています。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリの後部の建造はスケジュール通りに進行している]
1、2番艦共に、船体後部はロシアの造船所で建造されています。
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