ロシア北方艦隊は2020年までに40隻の各種艦船を受け取る
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)

『イタルタス』より
2014年4月8日12時35分配信
【北方艦隊は2020年までに40隻の軍艦及び支援船を受領する】
モスクワ、4月8日/イタルタス
ロシア連邦北方艦隊は2020年までに、6隻の原子力潜水艦及び非核動力潜水艦、更には新プロジェクト駆逐艦を含む40隻以上の軍艦と支援船を軍備として採用する。
連邦院(上院)の会合で艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は述べた。
「2020年までの国家軍備プログラムの枠組において、北方艦隊には新造艦及び近代化された既存の艦が補充される計画となっております。
2016年には、新たな機材が50パーセントまでの割合を占めなければなりません。2020年には、85パーセントまで」
彼は話した。
「この期間の間に、艦隊へは、(造船)業界から6隻の多用途原子力潜水艦及び非核動力潜水艦、2隻の大型揚陸艦、新プロジェクト駆逐艦、5隻のフリゲート、5隻の基地掃海艦、21隻の支援船が補充される予定です」
コロリョーフは説明した。
北方艦隊司令官ウラジーミル・コリョローフ提督によると、2020年までに北方艦隊へ補充される新規建造艦は、この40隻になります。
多用途原子力潜水艦及び非核動力潜水艦×計6隻
大型揚陸艦×2隻
新プロジェクト駆逐艦×1隻
フリゲート×5隻
基地掃海艦×5隻
各種支援船×21隻
「6隻の多用途原子力潜水艦及び非核動力潜水艦」は、おそらくは「ヤーセン」級原潜と「ラーダ」級潜水艦の事でしょう。
「ヤーセン」級は「2011-2020年の国家軍備プログラム」において7隻が調達される計画ですが(1番艦は2013年末に納入)、この内の半分(3-4隻)が北方艦隊へ配備される事になるようです。
[新世代多用途原潜ヤーセン級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
「5隻のフリゲート」は、プロジェクト22350を指しているようです。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]

この他、以前から話が出ている新世代駆逐艦(プロジェクト「リデル」)の1番艦も2020年までに北方艦隊へ配属されるようです。
(通常動力ヴァージョン?)
[ロシア将来駆逐艦]
「2隻の大型揚陸艦」は、以前に話が出た新設計艦でしょうか。
[ロシアは新たな大型揚陸艦を造る]
「5隻の基地掃海艦」は、おそらくプロジェクト12700の事でしょう。

「支援船」には、新型給油船などが含まれます。
[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)プロジェクト23130のプレートカットが始まる]
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