ロシア海軍は2020年までに10隻以上の近代化された原子力潜水艦を受け取る
- カテゴリ:ロシアの潜水艦

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年4月8日13時14分配信
【海軍は2020年まで10隻以上の近代化された原子力潜水艦を受領する】
モスクワ、4月8日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア海軍は2020年までに10隻以上の近代化された多用途原子力潜水艦を受領する。
火曜日、海軍の代理人は記者団へ伝えた。
「2020年までに、艦船修理センター"ズヴェズドーチカ"及び極東工場"ズヴェズダー"の生産能力を活用し、海軍の為に10隻以上の原子力潜水艦プロジェクト971、945、949が近代化されなければなりません」
海軍当局は、総司令官ヴィクトール・チルコフの談話を引用した。
この声明によると、(チルコフ)提督は、「ズヴェズドーチカ」を訪問中に多用途原子力潜水艦プロジェクト971「レオパルド」及びプロジェクト945「カルプ」の修復の進行状況を視察した。
これらの潜水艦の近代化においては、より現代的な居住保障システム、水中音響複合体、航海複合体、管理システム、通信システムが装備され、その寿命は、ほぼ2倍に増加される。
計画によると、「レオパルド」は2015-2016年に、「カルプ」は2017年に戦闘編制へ復帰する。
更新された潜水艦は、北方艦隊及び太平洋艦隊で勤務に就く。
2013年9月にも、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、2020年までに12隻の原子力潜水艦が「高度な近代化」を実施すると述べています。
(プロジェクト949A×4隻、プロジェクト971×6隻、プロジェクト945×2隻)
[ロシア海軍は2020年までに12隻の原子力潜水艦を近代化する]
プロジェクト971原子力巡洋潜水艦は、北方艦隊所属の「レオパルド」が「高度な近代化」の第1号となります。

[アクラ級原潜レオパルドは2015年に近代化改装を終えて復帰する]
既に退役しているプロジェクト945原子力大型潜水艦「カルプ」も、「高度な近代化」を行ない現役へ復帰します。

[ロシア海軍はシエラ級原潜を復帰させる]
この他、今回の記事では触れられていませんが、プロジェクト949A原子力水中巡洋艦は、太平洋艦隊所属の「イルクーツク」が「高度な近代化」の第1号となるようです。

[オスカーII級原潜イルクーツクは高度な近代化を実施する]
ロシア海軍の原子力潜水艦の「高度な近代化」は、ロシア北西部セヴェロドヴィンスクの艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」とロシア極東沿海地方ボリショイ・カーメニの極東工場「ズヴェズダー」で実施されます。
艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」(セヴェロドヴィンスク)

極東工場「ズヴェズダー」(ボリショイ・カーメニ)

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