ロシア海軍航空隊の「対潜道」競技会が開催された
- カテゴリ:ロシアの対潜哨戒機



『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2014年4月14日18時00分配信
【北方艦隊でロシア海軍海洋航空隊のクルーの競技会が開催された】
本日(4月14日)、北方艦隊では、ロシア海軍海洋航空隊の対潜即応部隊間の競技会の最終段階が始まった。
対潜航空機Tu-142、Il-38、Be-12、ヘリコプターKa-27のクルーは、電波位置特定器及び対潜水艦探知用の水中音響探知装置を使用した潜水艦の探索、分類、追跡の戦術を競い合った。
競技会には、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の海洋航空隊の飛行士及び技術エンジニアスタッフが参加した。
このような競技は、海軍の現代史上において初めて開催された。
太平洋艦隊及び黒海艦隊の対潜航空機クルーは、この競技会へ参加する為、常時駐留飛行場から自前の機体で飛来した。
対潜即応部隊の訓練演習が行なわれた後、海洋航空隊飛行士は、北方艦隊の地上及び海洋の射爆場に位置する目標への実弾爆撃を実行する。
競技会の実地部門の実施に先行して、飛行士及び技術エンジニアスタッフ、更には、飛行準備を支援する地上勤務員の即応状態を点検する周到な理論的準備が行なわれた。
ロシア北方艦隊海洋航空隊の対潜哨戒機Tu-142はキぺロヴォ飛行場、Il-38はセヴェロモルスク-1飛行場に駐留しています。
キぺロヴォ飛行場(第7050航空基地)

セヴェロモルスク-1飛行場(第7050航空基地)

ロシア太平洋艦隊海洋航空隊の対潜哨戒機Tu-142は沿海地方のカーメニ・ルチェイ飛行場、Il-38は沿海地方のニコラエフカ飛行場及びカムチャツカのエリゾヴォ飛行場に駐留しています。
カーメニ・ルチェイ飛行場(第7061航空基地)

ニコラエフカ飛行場(第289対潜航空連隊)

エリゾヴォ飛行場(第317独立混成航空連隊)

ロシア黒海艦隊海洋航空隊の対潜水陸両用機Be-12チャイカは、2014年3月にロシア連邦へ編入されたクリミア共和国のカーチャ飛行場に駐留しています。
カーチャ飛行場(第7057統合航空基地)

今回、これらの対潜航空隊所属機が北方艦隊の飛行場(おそらくはセヴェロモルスク-1)に集まり、ロシア海軍航空隊の歴史上初めての対潜戦術技量などを競い合う競技会が開催されました。
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