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ロシア海軍重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスで就役16周年を迎えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2014年4月18日14時07分配信
【重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は海軍旗掲揚16周年を迎えた】

本日(4月18日)、地中海で常時活動するロシア海軍艦隊間グループの一員としての遠距離航海任務を遂行している重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、海軍旗掲揚16周年の記念日を迎えた。
巡洋艦では式典が開催され、アンドレイ旗が掲揚された。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員を北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将が祝福した。
彼からの祝電は、艦の祭日の集会において乗員達の前で読み上げられた。

前日の4月17日、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」リマソール港(キプロス共和国)への業務寄港を行なった。
寄港の目的は、必要量の食料の在庫の補充と沿岸での乗組員の休養である。
業務寄港は4月21日まで続けられる。

ウラジスラフ・マラホフスキー1等海佐が指揮する重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の遠距離航海は2013年10月22日に始まり、北方艦隊主要基地-セヴェロモルスク市を出航した。
この間に同艦の乗組員は13回に渡りシリア化学兵器輸送の安全保障作戦へ参加した。

巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、核動力装置を有する世界最大の非航空活動打撃戦闘艦である。
敵の大型水上目標の撃破、戦闘艦連合部隊の複合対空・対潜防衛の保障の為に意図されている巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、艦上に最新兵装を搭載している。
その兵装の種類数は、その量と等しくは無い。

計16年に渡る「ピョートル・ヴェリキー」の勤務において、140000海里以上を航行し、乗組員は全種類の兵器を使用して約300回の戦闘演習を実施した。

2013年1月、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、乗組員へ高位の勲章-ナヒーモフ勲章-を授与する為に巡洋艦を訪れた。
国家首脳は、北大西洋及び北極圏海域での戦闘訓練任務、インド洋における海賊対処活動の成功で示された乗組員の勇気、献身、専門意識を高く評価した。

巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、我が国の海軍史上において、このような高位の勲章を授与された最初の艦となった。


[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2013年10月22日に遠距離航海へと出発しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは大西洋へ向かった]

10月31日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海へ入った]

11月10日、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」からロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の旗艦任務を引き継ぎました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる]

12月27日、キプロス島南部のリマソールを訪問しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを訪れた]

12月30日、リマソールを出港しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを去った]

2014年1月7日、処分の為、国外へ搬出されるシリア化学兵器を積んだデンマークの貨物船の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団の護衛を開始した]
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団を護衛した]

中国海軍からはフリゲート「ヤンチェン」(塩城)が参加し、「ピョートル・ヴェリキー」と協同で化学兵器輸送船の護衛任務を遂行しました。
[ロシア海軍と中国海軍はシリア化学兵器輸送船護衛の協同作戦を実施した]

1月25日、中国海軍フリゲート「ヤンチェン」と合同演習を行ないました。
[地中海東部でロシア海軍と中国海軍の合同演習が実施される]
[地中海東部でロシア・中国海軍合同演習が始まった]

1月28日、シリアから搬出される化学兵器第2次輸送船団の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第2次輸送船団を護衛する]

2月6日、ロシア連邦ウラジーミル・プーチン大統領中華人民共和国シー・チンピン(習近平)国家主席は、地中海に居る「ピョートル・ヴェリキー」及び「ヤンチェン」と衛星通信で話しました。
[ロシアと中国の指導者は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー及びフリゲート塩城とテレビ電話で話した]

2月10日、第3次シリア化学兵器輸送船団の護衛を終えました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第3次輸送船団を護衛する]

2月12日、再びキプロスリマソール港を訪れました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再びキプロスを訪れた]

2月14日、リマソール港に停泊中の「ピョートル・ヴェリキー」キプロス駐在ロシア大使キプロス国防相が訪れました。
[キプロス国防相は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを訪れた]

ロシアの「祖国防衛者の日」である2月23日にも、「ピョートル・ヴェリキー」シリア化学兵器輸送船団の護衛任務を継続していました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船の護衛を続ける]

2月27日、第4次となるシリア化学兵器輸送船団シリアラタキアを出港しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第4次輸送船団の護衛を開始する]

3月1日、第5次シリア化学兵器輸送船団の護衛を開始しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは第5次シリア化学兵器輸送船団を護衛する]

3月4日、6度目となるシリア化学兵器輸送船団の護衛を開始しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは第6次シリア化学兵器輸送船団を護衛する]

その後の同艦の動向は公表されていませんでしたが、引き続きシリア沖化学兵器輸送船の護衛任務を遂行していました。
[ロシア北方艦隊の12隻の艦船が地中海に展開している]

4月11日、13回目の輸送船団護衛作戦を実施しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは13回に渡りシリア化学兵器輸送船団を護衛した]

4月17日、三度キプロスリマソール港を訪問しました。

そして4月18日、海軍旗初掲揚(就役)16周年を迎えました。
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