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ロシア海軍は2014年に10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBを取得する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年4月21日10時17分配信
【ロシア航空機製造組合「ミグ」は、ロシア連邦国防省の為に10機の新たな甲板戦闘機の供給を計画する】

ロシア航空機製造組合「ミグ」は、今年、ロシア国防省の為に10機の甲板戦闘機MiG-29K/KUBを、インド海軍の為には6機のMiG-29K/KUBを供給する。

「我々は、ロシア国防省との国家契約に沿った10機の航空機と、インド海軍の為の6機の航空機を供給しなければなりません」
イタルタス
は、同社総取締役セルゲイ・コロトロフの談話を引用した。

昨年、ロシア連邦国防省へ4機、インド側へは7機の同型航空機がそれぞれ引き渡されたとコロトコフは通知した。

彼によると、ロシア航空機製造組合「ミグ」は、2013年には、「ヴィクラマーディティヤ」の艦載航空機器装置の納入に関連する大量の仕事を行なった。

「私共は、2ヶ月間で必要なフライトを行ない、艦載航空機器装置の納入でセヴマシュを援助し、外国の御客様は、全ての機器とサービスを受け取りました」
彼は話した。

16機の戦闘機の供給契約は、2004年、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の近代化に関するロシア-インド政府間のパッケージ契約の枠組において、ロシア・インド間で署名された。

引き渡しは2009年から開始され、2011年末に完了した。
この戦闘機を29機供給する次のバッチの追加契約は、2010年3月に締結された。

2015年までにロシア海軍航空隊の為の24機の艦載戦闘機MiG-29K/KUBを供給する契約は、2012年2月に署名された。
戦闘機MiG-29KUBの量産機の初飛行は2013年10月に行なわれた。

ロシア航空機製造組合「ミグ」は、更に指摘した。
今年末までに、ロシア国防省との更なる契約の獲得が見込まれる-戦闘機MiG-35Sの供給の為の。
コロトコフによると、4月14日、当方は、ロシア連邦空軍へ16機の多機能戦闘機MiG-29SMTの供給契約を締結した。

「私は、近い将来、更なる契約-ロシア連邦空軍へのMiG-35の供給への署名が行なわれると考えております。
私は、その事を確信しています」
コロトコフ
は話した。
彼は、同社が昨年に、この契約を得る予定だったことを想い起した。
「文書は既に用意され、国防省へ提出されました。
ですが、契約締結は、更に後日へ延期される事が決定されました」

彼は付け加えた。

ロシア航空機製造組合「ミグ」は、MiG-35プログラムに関し、それを更に発展させる。

数日前、ロシア国防省が将来的に約100機のMiG-35Sの購入を計画していると報じられた。

MiG-35は、MiG-29Mをベースにした「第4++世代」ロシア多目的戦闘機である。

兵装の構成には、「空対空」誘導ロケット、「空対地」誘導ロケット、更には、電波位置特定ステーション「ジューク-A」が含まれる。
このシステムは、戦闘機が複数目標を同時に攻撃する事を可能とし、更には、敵の電波電子妨害に対する保護を提供する。
戦闘機MiG-35の戦闘能力は、第5世代航空機に近い。



[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」搭載用の艦上戦闘機MiG-29K/KUBの供給契約は、2012年2月29日に締結されました。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍への納入は2013年から開始される計画でした。
[ロシア海軍は2013年から艦上戦闘機MiG-29Kを受領する]
[空母アドミラル・クズネツォフは2013年に4機の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受け取る]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍航空隊へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

今年(2014年)は8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUB、2015年には10機のMiG-29Kが引き渡される予定です。


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今回の記事でも触れられていますが、「ミグ」社は4月14日にロシア空軍へ16機の戦闘機MiG-29SMTを納入する契約へ署名しました。
『イタルタス』より
2014年4月15日15時54分配信
【(ロシア)国防省とミグ・コーポレーションは16機の戦闘機MiG-29SMTの供給契約を締結した】
2016年末までに16機の戦闘機MiG-29SMTロシア空軍へ納入されます。



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そして更に、2016年以降、約100機のMiG-35ロシア空軍へ納入される予定です。
(現時点では契約は締結されていませんが)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年4月15日16時49分配信
【数年後に約100機のMiG-35Sが製造される】



MiG-29K/KUBMiG-35に関する仕事が終わった後、ロシア第5世代軽戦闘機の開発に取り掛かる事になります。
『イタルタス』より
2014年4月12日8時55分配信
【ポゴシャン:第5世代軽戦闘機作成の課題は、統合航空機製造営団にとって最優先事項では無い】
ロシア統合航空機製造営団総裁ミハイル・ポゴシャンは、現時点においてはロシア第5世代軽戦闘機開発の為の具体的なプランは存在せず、そのような作業は、MiG-29KMiG-35に関する作業が全て終わった後に実行へ移すことが可能となると述べました。
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