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デルタIV級戦略原潜「ヴェルホトゥリエ」は造船台を出る

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セヴェロドヴィンスク市の艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」で修理中のプロジェクト667BDRM(デルタIV級)1番艦K-51「ヴェルホトゥリエ」は今月末に造船台を出渠します。


『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【「ズヴェズドーチカ」は戦略用途ロケット水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」を造船台から出渠させる】
2012年3月16日

プロジェクト667BDRMロケット(水中)巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」は、2012年3月24日に艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」の造船台から出渠する。

機器準備の回復及び艦の寿命を延長する為の工事は2010年秋に始まった。
それ以来、ヤグリンスク造船所は、船体、船体外装、バラストタンク、各種機器、スクリュープロペラ群集合体、他の艦載システムの修理を完了した。

艦の進水は、4月中旬に予定されており、その後、水上で巡洋艦の(工事)仕上げを継続する。
今年夏及び秋に、「ズヴェズドーチカ」は、ロケット艦の係留及び海洋試験を実施する。
「ヴェルホトゥリエ」の海軍への引き渡しは、2012年11月下旬に行なわれる。


「ヴェルホトゥリエ」は2010年から定期修理を受けています。
[デルタIV級戦略原潜「ヴェルホトゥリエ」は2010年に定期整備を行なう]

ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より。
【K-51「ヴェルホトゥリエ」プロジェクト667BDRM】
2010年8月23日からセヴェロドヴィンスク市の艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」において、就役期間を5年間延長する為の修理工事が行なわれているとの事です。

北方艦隊の667BDRM戦略原潜6隻は、1990年代末以降より近代化改装を行ない、寿命を10年間延長しました。
K-51「ヴェルホトゥリエ」:1999年近代化完了
K-84「エカテリンブルク」:2003年近代化完了
K-114「トゥーラ」:2006年近代化完了
K-117「ブリャンスク」:2008年近代化完了
K-18「カレリア」:2010年近代化完了
K-407「ノヴォモスコフスク」:2012年近代化完了予定

そして今回、「ヴェルホトゥリエ」は、更に寿命を(5年間)延長する工事が実施されました。
(つまり合計で寿命は15年延長された)


現在、667BDRM戦略原潜は潜水艦発射弾道ミサイルR-29RMU2「シネーワ」を装備していますが、今後は改良型のR-29RMU2.1「ライネル」が装備されます。
[ロシア海軍のデルタIV及びデルタIII級原潜は「ライネル」を装備する]
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