ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは5月19日の帰港が予定されている

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年4月24日18時13分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」は5月に北方艦隊へ戻る】
重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は2014年5月19日にムルマンスク港へ到着する。
『SeverPost』は西方軍管区広報サービスの話を伝えた。
重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、地中海のロシア海軍艦船グループの一員としての任務遂行を終え、北東大西洋海域への移動を開始した。
『SeverPost』は西方軍管区下の北方艦隊広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガより伝えられた。
航路の終点はムルマンスク港となる。
『SeverPost』が情報提供者より伝えられた所によると、「アドミラル・クズネツォフ」は2014年5月19日に帰港する。
北方艦隊の航空巡洋艦は2013年12月17日に遠距離航海へ出発した。
2014年1月15日には地中海エリアへ入った。
この3ヶ月の間に巡洋艦の甲板飛行士は飛行技量を積極的に向上させ、定期的に戦闘機と艦載ヘリコプターのフライトを実施した。
航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の甲板からは約350回のフライトが行なわれ、空中滞在時間は合計して約280時間になる。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]


北方艦隊旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2013年12月17日に地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの航跡(2013年12月中旬~2014年4月中旬)]
2014年1月15日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、1月20日以降は地中海東部に滞在していましたが、4月18日、北方艦隊広報部は「アドミラル・クズネツォフ」の地中海での任務は完了したと発表しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは帰路に就く]
今回の記事によると、5月19日にムルマンスク港へ到着予定との事です。
今回の記事で「アドミラル・クズネツォフ」艦載機の空中滞在時間は280時間、フライト実施数は350回と書かれていますが、これは2013年12月17日の出航から2014年4月18日までの数字です。
なお、「アドミラル・クズネツォフ」は、2013年12月17日の出航から2014年1月初頭までは暴風海域を通過していたので、この間は航空機(Su-33艦上戦闘機)の飛行訓練を実施する事は出来ませんでした。
2013年12月19日以降は、悪天候の為に航海を中断し、ブリテンのスコットランド沖に停泊していた事が(ロシア側では無く)ブリテン側から明らかにされています。
Su-33艦上戦闘機のフライトが実施されたのは2014年1月8日でした。
つまり、2014年1月8日から4月18日までの空中滞在時間が280時間、フライト実施数は350回という事です。
今後も5月19日の帰港までに艦載機のフライトが実施されるでしょうから、当然、この数字は増える事になります。
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