ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは英仏海峡を通過する


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年5月8日12時13分配信
【北方艦隊の2隻の巡洋艦はラマンシュ海峡へ入った】
ムルマンスク、5月8日-ロシア通信社ノーボスチ
重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」に率いられる北方艦隊戦闘艦支隊は、木曜日にラマンシュ海峡へ入り、北海へ向かう。
西方軍管区下の北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガは発表した。
彼によると、近い内に支隊は海峡ゾーンの通過を完了し、その後、北東大西洋海域へ移動する。
「ラマンシュ海峡の移動中、ロシアの艦船では、戦勝69周年記念祝賀行事が開催されます」
セルガは話した。
大西洋へ移動した「アドミラル・クズネツォフ」乗組員は、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」との合同活動に取り組み、艦及び航空隊のクルーは活発なサイクロンが有る北方緯度の複雑な場所を通過する。
北大西洋海域で北方艦隊の戦闘艦の乗組員は、対空防衛及び対潜防衛の複合戦闘訓練演習を実施する。
「ピョートル・ヴェリキー」の遠距離航海は、地中海で半年以上に渡り行なわれた。
同艦の乗組員は13回に渡りシリア化学兵器輸送の安全保障作戦へ参加した。
「アドミラル・クズネツォフ」は3ヶ月半以上に渡り地中海エリアに居た。
この間に、北方艦隊航空団の飛行士は公海上の航空巡洋艦の甲板からのフライトを実施し、数多くの実地経験を得ている。
5月末までに北方艦隊の艦は常時駐留地へ到着する予定である。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]
北方艦隊旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2013年12月17日に地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの航跡(2013年12月中旬~2014年4月中旬)]
2014年1月15日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、1月20日以降は地中海東部に滞在していましたが、4月18日、北方艦隊広報部は「アドミラル・クズネツォフ」の地中海での任務は完了したと発表しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは帰路に就く]
ムルマンスク港への到着は5月19日の予定です。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは5月19日の帰港が予定されている]
一方、2013年10月22日に地中海への遠距離航海へと出発した重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」も、既に地中海を離れています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海を去った]
そして現在、この2隻は一緒に行動しており、5月8日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、北海へ入ります。

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