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ロシア海軍の2隻の戦略原潜はバレンツ海とオホーツク海から同時に弾道ミサイルを発射した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年5月8日14時25分配信
【北方艦隊と太平洋艦隊の潜水艦は、2発の弾道ミサイル発射を成功裏に実施した】
モスクワ、5月8日-ロシア通信社ノーボスチ

本日、北方艦隊太平洋艦隊戦略潜水艦は、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンの指導下でのロシア連邦軍の計画管理訓練の枠組において2発の弾道ミサイル発射を成功裏に実施した
ロシア連邦国防省の公式代理人は発表した。

「訓練の一環として、北方艦隊の戦略用途ロケット水中巡洋艦トゥーラと太平洋艦隊のポドリスクは、バレンツ海及びオホーツク海エリアから弾道ミサイル発射を実施しました」
彼は話した。

ロシア連邦国防省の代理人によると、海洋配置ミサイルの発射は水中位置から実施された。
「遠隔測定器や観測機の記録によると、ミサイルの弾頭は、ロシア北部のチジャ射爆場及びロシア北東部のクラ射爆場へ指定時刻に着弾しました」
当局の代理人は指摘した。

彼は、この発射により、戦闘準備態勢の確立と信頼性、更には海洋戦略核システムの全ての部分の効率性が確認された事を強調した。


今回、弾道ミサイルを発射したK-114「トゥーラ」原子力戦略用途水中巡洋艦プロジェクト667BDRM(デルタIV級)K-223「ポドリスク」プロジェクト667BDR(デルタIII級)です。

K-114「トゥーラ」
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K-223「ポドリスク」
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北方艦隊「トゥーラ」は潜航状態のままバレンツ海からカムチャツカ半島クラ射爆場へ向けて弾道ミサイルを発射しました。
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一方、太平洋艦隊「ポドリスク」は潜航状態のままオホーツク海からネネツ自治管区チジャ射爆場へ向けて弾道ミサイルを発射しました。
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北方艦隊「トゥーラ」は2011年9月29日に新型弾道ミサイル「ライネル」発射試験を実施しています。
今回発射したのも、おそらくは「ライネル」でしょう。
[ロシア海軍の新たな潜水艦用弾道ミサイル「ライネル」は制式採用された]

太平洋艦隊「ポドリスク」は2003年9月2日以来、実に約10年ぶりの弾道ミサイル発射となりました。

2013年10月末にも北方艦隊及び太平洋艦隊戦略原潜が弾道ミサイルを発射しています。
この時は、「抜き打ち演習」によるものでした。
[ロシア海軍の戦略原潜は「抜き打ち」で弾道ミサイルを発射した]
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