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ロシア海軍向けミストラル級はサンクトペテルブルクのセーヴェルナヤ・ヴェルフィで兵装取付工事が行なわれる

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年5月7日12時39分配信
【ミストラルはセーヴェルナヤ・ヴェルフィで兵装取付が行なわれる】

「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦は、サンクトペテルブルクの企業「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の生産能力により兵装が満たされる。
『中央海軍ポータル』は、ロソボロネクスポルト(ロシア兵器輸出公社)広報サービスより伝えられた。

ロシアヘリコプター母艦「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」の防御及び打撃兵装を強化する決定は未だ正式に下されていないが、国防省海軍総司令部の承認が有れば、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、この作業を実行に移す。

ロシア防衛産業企業体の情報提供者の談話を引用した『Vzgryad』の情報によれば、艦の設計では、追加される兵器を設置する為の場所が提供されている。
具体的には、空中攻撃を撃退する為の対空防衛手段、更には、海上からの攻撃に反撃する為の速射砲兵装及び大口径自動砲が。

強化された兵装は、ヘリコプター揚陸ドック艦を公海上において少数の護衛水上艦の随伴で使用する事を可能とする。

以前、兵装の設置はクロンシュタット海洋工場で実施されるかもしれないと報じられた。
その後、クロンシュタット海洋工場の代理人は、この情報について、同社の生産能力のみが使用される事になり、作業自体は外部の専門技術者により実行されると伝えた。

クロンシュタット海洋工場の代理人が伝えた所によれば、現在、工場はレニングラード海軍基地の艦船の修理を受注している。
具体的には、数隻の潜水艦磁力消去船水中工事用潜函海上クレーンである。

1隻目のロシアヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」は、現在、フランスで航海試験が実施されている。
同艦は3度に渡り海洋への出航を行なった。
艦の最初の出航は3月初頭に行なわれ、3度目は4月8日-11日であった。
次の海上試験は5月に予定されている。
契約条件によると、「ウラジオストク」は今年11月1日までにサンクトペテルブルクへ到着しなければならない。

2014年4月30日、2隻目のロシアヘリコプター母艦「ミストラル」の後部はサンクトペテルブルクバルト工場で進水した。
2014年6月16日には、受領-引渡証書への署名式典が予定されている。
フランスの造船所において「セヴァストーポリ」の船体の前部と後部は結合され、艦は完成する。

2隻の「ミストラル」建造の為のモスクワパリの契約は2011年6月に署名された。
契約額は12億ユーロである。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
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ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2012年2月1日にフランスサン-ナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けヘリ空母「ミストラル」型1番艦は起工される]

船体後部は、ロシア国内のサンクト-ペテルブルク市の「バルト工場」で2012年10月1日に起工されました。
[バルト工場はヘリ空母ウラジオストクの船体を起工した]

バルト工場で建造された「ウラジオストク」後部は2013年6月26日に進水し、7月8日にフランスサンナゼールへ向けて出発しました。
[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部は進水した]

「ウラジオストク」後部は7月23日にサンナゼールへ到着しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部はサンナゼールへ到着した]

結合された「ウラジオストク」は2013年10月15日に進水しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクは進水した]

2014年3月5日、最初の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍向けミストラル級1番艦ウラジオストクは最初の洋上試験を行なった]

「ウラジオストク」は現在までに3回の洋上試験が実施されており、2014年5月には4度目の洋上試験が予定されています。
[ロシア海軍向けミストラル級の建造工事は当初の契約に沿って進められている]


「ウラジオストク」は今年11月にロシアへ納入される予定となっており、その後、ロシア本国へ回航され、ロシア製兵装などを設置する最終艤装が行なわれます。
[ミストラル級へのロシア製兵装のインテグレートには約1年を要する]

その最終艤装は、以前にはクロンシュタット造船所で実施されると報じられていましたが、その話は消えました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母への兵装取付工事はクロンシュタット造船所では実施されず、その代わりにセーヴェルナヤ・ヴェルフィで実施されるかもしれない]

そして今回、兵装設置を含む「ウラジオストク」の最終艤装はサンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で実行される事が明らかにされました。

ロシア海軍向け「ミストラル」級は、「少数の護衛水上艦の随伴で使用する事を可能にする」為、フランス海軍の準同型艦よりも兵装が強化されるようです。
[ロシア海軍士官団はフランスでミストラル級の操作訓練を受ける]
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今回の記事によると、兵装の強化は未だ正式には決定されていませんが、そういう話が出ている(セーヴェルナヤ・ヴェルフィへ提示されている)事は確かなようです。

兵装以外の面でも、ロシア海軍向け「ミストラル」級には、以前には供給されると報じられたフランス製の各種システムが、実際には供給されない可能性が出てきました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリにはフランス製戦闘管理システムSENIT-9は搭載されない]
[フランスはロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母への戦闘管理システムSENIT-9供給を拒否していない]
[ロシア海軍向けミストラル級にはフランス製衛星通信システムは搭載されない]
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