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ブリテン海軍駆逐艦はロシア空母アドミラル・クズネツォフを追尾した

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『グレートブリテン及び北アイルランド連合王国海軍公式サイト』より
2014年5月8日配信
【王立海軍は、その航程でロシア任務群と出会った】

王立海軍における最先端技術軍艦の1隻であるHMSドラゴンは、連合王国へ接近するロシア航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」率いる7隻強のグループの動向を正確に特定し、監視する事が出来た。

王立海軍即応護衛艦隊-連合王国本国海域の為、高即応性の維持が指定されている王立海軍フリゲート及び駆逐艦-のHMSドラゴンの200名強の(乗員)集団は、準備を整え、ポーツマスから出航した。

艦は互いに視認し、一時的に航程は至近まで近づくという標準的な「出会いと挨拶」であった。

「クズネツォフ」のみならず、任務群にはキーロフ級原子力巡洋戦艦「ピョートル・ヴェリキー」、3隻のタンカー:「セルゲイ・オシポフ」、「カーマ」、「ドゥブナ」、1隻の航洋曳船:「アルタイ」、そして揚陸艦「ミンスク」が含まれていた。

軍務大臣マーク・フランソワは言った。
「HMSドラゴンによるこの日常の活動は、即応護衛艦隊における彼女の能力、海洋からの連合王国全般の安全を維持する王立海軍の専門性と信頼性を再び強調するものです」

HMSドラゴン艦長レックス・コックスは言った。
「最近の我々のHMSドラゴンの活性化に続き、もう一度、連合王国の権益が在る領域を通過するロシア任務群を監視しました」

「これは、HMSドラゴン及び王立海軍の双方にとって、非常に大きな日常の業務です」

「異なるのは、このような規模のロシア任務群は、暫くは我々の沿岸を通過していなかったという点です」

「最新鋭で、とても有能で、非常に汎用性が高いHMSドラゴンなどの45型駆逐艦は、このような任務の為の理想的な艦です」


HMSドラゴンは、6隻の45型駆逐艦の4隻目であり、就役してから既に5年が経過しており、我が国がこれまでに建造した最先端の軍艦である。


[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]

北方艦隊旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2013年12月17日に地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの航跡(2013年12月中旬~2014年4月中旬)]

2014年1月15日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、1月20日以降は地中海東部に滞在していましたが、4月18日、北方艦隊広報部は「アドミラル・クズネツォフ」地中海での任務は完了したと発表しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは帰路に就く]

ムルマンスク港への到着は5月19日の予定です。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは5月19日の帰港が予定されている]

一方、2013年10月22日に地中海への遠距離航海へと出発した重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」も、既に地中海を離れています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海を去った]

現在、この2隻は一緒に行動しており、5月8日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは英仏海峡を通過する]

この動きをブリテン海軍が放置する筈が無く、ポーツマス港から監視の為に駆逐艦「ドラゴン」が派遣されました。

英仏海峡を通過したロシア海軍の艦船は、この7隻です。

重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」
大型揚陸艦「ミンスク」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
中型海洋給油船「カーマ」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


「ミンスク」バルト艦隊に所属しており、2013年8月から地中海で行動していました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦ミンスク、地中海へ]
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