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ロシア海軍黒海艦隊は2014年末に新造潜水艦と新造フリゲートを受領する

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『イタルタス』より
2014年5月8日14時34分配信
【海軍総参謀部:黒海艦隊は今年に2隻の新造艦を受領する】
モスクワ、5月8日/イタルタス

ロシア黒海艦隊は、今年(2014年)、2隻の新たな艦-プロジェクト6363ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト11356フリゲート-を前倒しで受領しなければならない。
イタルタスは、ロシア連邦海軍総参謀部の情報提供者より伝えられた。

「ここでは、サンクトペテルブルク工場"アドミラルティ造船所"とカリーニングラード企業"ヤンターリ"でそれぞれ建造されている潜水艦ノヴォロシースクとフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"についてお話しします。
(これらの艦は)元々は2015年に海軍へ引き渡される計画だったのですが、3月にクリミアとセヴァストーポリがロシアの一員として加入した事により、このプロセスを最大限に加速させる必要が生じました。
今、造船業界へ課せられている課題は、これらの艦を、品質を損なう事無く今年末までに黒海艦隊へ納入する為に身を捧げる事です」

対談者はイタルタスへ話した。

彼は、潜水艦フリゲートの完成には「下請業者のコンポーネントの供給に関する特定の問題が存在する」事を認めたが、これらの問題は「共同の努力」により解決される事を確信していると表明した。

「現在、これらの艦を完成させる為の作業には、全ての関係者-国防省、産業貿易省、統合造船業営団の関心が集まっています。
作業は24時間体制で進行しており、全ての協同組合は国家的な重要性を理解しており、紙上の官僚主義及び遅滞を排除する為の軍の受け入れを含め、全てを行なう事が可能となります。
従いまして、これらの艦を今年末に艦隊へ引き渡す可能性は現実のものとなるでしょう」

情報提供者は指摘し、黒海艦隊は2016年末までに6隻のプロジェクト6363潜水艦と6隻のプロジェクト11356フリゲートを受領しなければならない事を想い起した。

ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将が前日に発表したように、黒海艦「常に必要な戦力を得る」が、クリミアセヴァストーポリロシアの一員として加入したという最近の出来事に関連し、艦隊発展プログラムの変更が必要となった。
「私達の黒海艦隊の駐留場所には、今年、新たな対空防衛部門及び海軍歩兵部隊が創設されます。
今年、黒海艦隊が新たな潜水艦と新世代水上艦を受領する事に私達は充分な注意を払う必要が有ります」

長官は、軍当局の電話会議において、こう話した。


現在、ロシア黒海艦隊向けに6隻のフリゲートと6隻の潜水艦の新規建造が計画されています。

[プロジェクト06363潜水艦]サンクトペテルブルクアドミラルティ造船所で建造
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[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]カリーニングラードヤンターリ造船所で建造
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プロジェクト06363潜水艦の1番艦「ノヴォロシースク」は2013年11月28日に進水しており、間もなく航海試験を開始します。
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プロジェクト11356Rフリゲートの1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2014年3月14日に進水しており、現在艤装中です。
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2番艦と3番艦の工事も進んでいます。
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以前の計画では、プロジェクト06363潜水艦「ノヴォロシースク」は、2015年に黒海艦隊の基地へ配備される事になっていました。
[プロジェクト06363潜水艦は2015年に黒海艦隊基地へ到着する]

しかし、2014年2月、ウクライナ親ロシア派政権が瓦解し、極右勢力を含む反ロシア派に乗っ取られました。

この為、ロシア連邦は2014年3月にクリミア共和国セヴァストーポリ市を自国に編入し、黒海艦隊に関するウクライナとの協定は存在意義を失いました。

2014年4月2日、ロシア-ウクライナ間の黒海艦隊協定は廃止されました。
[ロシア-ウクライナ間の黒海艦隊協定は廃止された]

これに伴い、今後黒海艦隊へ配備される新造艦艇もセヴァストーポリに駐留する事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の艦船の大部分はセヴァストーポリに駐留する]

このように、黒海艦隊を取り巻く状況が劇的に変わった為、来年に黒海艦隊基地へ来る予定だった新造艦(「ノヴォロシースク」「アドミラル・グリゴロヴィチ」)は、今年中に来る事になりました。
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