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プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクの航海試験が始まった

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年5月27日18時58分配信
【潜水艦「ノヴォロシースク」は工場航海試験へ出発した】

アドミラルティ造船所(サンクトペテルブルク)黒海艦隊の為に建造する6隻のプロジェクト6363ディーゼルエレクトリック潜水艦の1隻目である「ノヴォロシースク」は、火曜日に工場航海試験へ出発した。
インタファクス-AVNは、ロシア造船業界の情報提供者より伝えられた。

「工場航海試験中に、海洋環境下で全ての潜水艦のシステム及び機器が点検されます。
それは約1ヶ月間に渡って続けられます」

対談者は説明した。

以前、黒海艦隊潜水艦大隊司令アナトーリー・ワロチキン1等海佐は、こう述べた。
「試験完了後、潜水艦は(黒海)艦隊の編制へ加入し、コース任務への取り組みが始まります」

彼によると「ノヴォロシースク」の乗組員は完全に契約軍人で形成されている。
彼等はオブニンスク海軍訓練センターで訓練を受け、司令要員はバルト海において同型の潜水艦で研修を受けた。

新たな艦の特徴について彼は指摘した。
「潜水艦の目標検出範囲と音響の静粛性は最適な組み合わせとなっております。
それは自動化情報管理システムと、最新の慣性航法装置が装備されており、同レベルの潜水艦の中で最高の性能が提供されます」


ディーゼルエレクトリック潜水艦「ノヴォロシースク」は2010年8月に起工された。
同プロジェクトの2番目の潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は2011年11月に起工され、3番目の「スタールイ・オスコル」は2012年8月、4番目の「クラスノダール」は2014年2月であった。

プロジェクト6363潜水艦中央設計局「ルビーン」(サンクトペテルブルク)で開発された。
設計者によると、これらの潜水艦は低レベルの騒音のお蔭で先に探知する機会が保証され、長距離対艦有用ミサイルを用いて敵艦へ攻撃する事が可能となる。

プロジェクト636潜水艦は、次の特性を有する。
水中排水量-3950トン、全長-74メートル、水中速力-20ノット、限界潜航深度-300メートル、自立行動期間-45日、乗組員-52名。
兵装-魚雷発射管6門-18発のミサイル、魚雷、機雷。


[プロジェクト06363潜水艦]

プロジェクト06363潜水艦の1番艦B-261「ノヴォロシースク」は2010年8月20日に起工され、2013年11月28日に進水しました。
[プロジェクト06363(改キロ級)潜水艦ノヴォロシースクは進水した]

その後、航海試験の準備が進められていました。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはバルト海での海洋試験を準備する]

そして5月27日、工場航海試験が開始されました。

今回の記事によると、工場航海試験は約1ヶ月間に渡り実施されるとの事です。

その後に続けて国家受領試験が行なわれ、これに合格すればロシア海軍へ引き渡されます。

「ノヴォロシースク」は今年末までに黒海艦隊の基地へ配備される予定です。
[ロシア海軍黒海艦隊は2014年末に新造潜水艦と新造フリゲートを受領する]
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