ロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の乗組員は6月18日にフランスへ向かう
- カテゴリ:ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル級

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年5月28日14時51分配信
【「ミストラル」乗組員は6月18日にフランスへ向かう】
ロシアの「ミストラル」型ヘリコプター揚陸ドック艦2隻の乗組員は2014年6月18日にフランスのサンナゼールへ向かう。
『中央海軍ポータル』は、400名の乗員の学科訓練を行なったクズネツォフ記念海軍大学校の情報提供者より伝えられた。
『中央海軍ポータル』は、この情報を、もう1人の情報提供者からも確認した。
以前の計画では、船員は練習艦「スモーリヌイ」でフランスへ向かい、研修中の海上兵舎として使われる事になっていた。
公式には確認されていない情報によると、軍は6月初頭に練習艦「スモーリヌイ」を受領する機会を得るだろう。
同艦は修理後の航海試験を実施し、更には、航行の安全をチェックする為にバルチースクへ向かう。
ロシア海軍の為のヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」と「セヴァストーポリ」を建造しているフランスのサンナゼール港へのロシア船員の到着は、2014年6月1日に予定されていた。
しかし、5月20日、練習艦「スモーリヌイ」はクロンシュタットでの係留時に艦尾へ損傷を受け、クロンシュタット海洋工場での修理が必要となった。
同社サイトの情報によると、作業は5月21日に始まり、7-10日間掛かるだろう。
想い起せば、外国人専門家によるロシア人船員の研修は2014年5月14日に完了した。
フランスの専門家は、約3ヶ月間に渡り、H.G.クズネツォフ記念海軍大学校に滞在して「ミストラル」型ヘリコプター揚陸ドック艦の乗組員の学科訓練を実施した。
軍人達は2013年12月にサンクトペテルブルクへ到着した。
「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の排水量は21000トン、船体の最大長は210メートルである。
艦は18ノット(時速約33キロ)の速力発揮を可能とする。
航続距離は20000海里(約37000キロ)。
乗組員160人の他、ヘリコプター母艦は更に450人を収容可能である。
航空グループには16機のヘリコプターが含まれ、このうち同時に6機を離艦甲板へ展開できる。
2隻の「ミストラル」級ヘリコプター母艦を建造するロシアとフランスの契約は2011年6月に署名された。
ロシア側の艦の費用は12億ユーロである。
合意には、ロシアの造船所で2隻以上の「ミストラル」を建造する為のオプションが含まれているが、2012年12月、3隻目と4隻目のヘリコプター母艦の作成をロシアは延期した事が明らかにされた。
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
2012年2月1日に起工され、2013年10月15日に進水したロシア海軍向け「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の1番艦「ウラジオストク」は既に洋上試験を何度か実施しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクは4回目の航海試験を実施する]
ロシア太平洋艦隊から集められた「ミストラル」級2隻(「ウラジオストク」、「セヴァストーポリ」)の乗組員400名は、ロシア本国から練習艦「スモーリヌイ」でフランスへ向かい、6月1日にサンナゼールへ到着する予定でした。
「スモーリヌイ」は、ロシア人乗員の為の海上宿舎としても使用される事になっていました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母の乗組員は2014年6月にサンナゼールへ到着する]
[ロシア海軍士官団はフランスでミストラル級の操作訓練を受ける]

その練習艦「スモーリヌイ」は、5月20日にクロンシュタット港への係留中に艦尾を損傷し、5月21日からクロンシュタット工場で修理が始まりました。
この為、当初予定の6月1日のサンナゼール到着は不可能となりました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母乗員のフランス到着は当初予定よりも遅れる]
今回の記事によると、「スモーリヌイ」は修理後に試験と点検が行なわれ、6月18日にフランスへ向けて出航するとの事です。
従いまして、サンナゼール到着は6月末になるでしょう。

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