ロシア海軍の打撃部隊はムルマンスク地域、カムチャツカ、沿海地方に形成される
- カテゴリ:ロシア海軍ニュース
『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【海軍の打撃中枢はムルマンスク地域、カムチャッカおよび沿海地方に形成される】
モスクワ、3月20日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア連邦海軍の打撃中枢は、ムルマンスク地域、カムチャツカおよび沿海地方の領域に形成される。
ロシア連邦国防相アナトリー・セルジュコフは、国防省会議で述べた。
「ムルマンスク地域、カムチャツカおよび沿海地方の領域に複合システムユニットが形成され、潜水艦ボレイ型およびヤーセン型、コルベットおよびフリゲート級の水上艦が駐留します。
これらの水上艦及び潜水艦グループは海軍の打撃中枢となります」
セルジュコフは述べた。
「海軍は、世界の大洋における戦略的に重要な海域で、その存在を取り戻します」
国防相は述べた。
(2012年3月20日14時02分配信)
[戦略原子力潜水艦ボレイ級]
[多用途原子力潜水艦ヤーセン級]
「コルベット級水上艦」は「ステレグーシチー」型を指しています。
[ステレグーシチー型コルベット]
「フリゲート級水上艦」は「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」型の事です。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート]
記事中の「ムルマンスク地域」は北方艦隊、「カムチャツカおよび沿海地方」は太平洋艦隊を指しています。
ロシア連邦の「2011-2020年の国家兵器プログラム」における上記4タイプの調達予定数は以下の通りです。
[ロシア国防省は、戦略原潜ボレイ級8隻と多用途原潜ヤーセン級8隻を2020年までに調達する]
[2011-2020年のロシア兵器プログラムにおけるロシア海軍の艦艇調達数]
・プロジェクト955「ボレイ」級戦略原子力潜水艦:8隻
・プロジェクト885「ヤーセン」級多用途原子力潜水艦:8隻
・プロジェクト22350「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲート:8隻
・プロジェクト20380/20385「ステレグーシチー」型コルベット:18隻(既に2隻就役済み)
「ステレグーシチー」型はバルト艦隊と黒海艦隊に優先的に配備されるので、北方艦隊と太平洋艦隊に回されるのは計8隻程度でしょう。
「ボレイ」級、「ヤーセン」級、「アドミラル・ゴルシコフ」型は、北方艦隊と太平洋艦隊へ回されるようです。
つまり、2020年頃には、おそらく、こうなっているでしょう。
ムルマンスク地域(北方艦隊)

「ボレイ」級戦略原潜4隻
「ヤーセン」級多用途原潜4隻
「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲート4隻
「ステレグーシチー」型コルベット4隻
カムチャツカ(太平洋艦隊)

「ボレイ」級戦略原潜4隻
「ヤーセン」級多用途原潜4隻
「ステレグーシチー」型コルベット4隻
沿海地方(太平洋艦隊)

「アドミラル・ゴルシコフ」型4隻
なお、勘違いしている方が多いようですが、2020年までに計20隻が調達される予定の「ステレグーシチー」型コルベットはさておき、「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートの調達は8隻で終了するわけではありません。
これは、「ボレイ」級や「ヤーセン」級も同様です。
ロシア側は、そんな事は一言も言っていません。
例えば、「アドミラル・ゴルシコフ型フリゲートを8隻」というのは、あくまでも2020年までの調達予定数であり、その後(2021年以降)に追加調達される可能性をロシア側は否定していません。
現に、「アドミラル・ゴルシコフ」型は3隻が起工済みですが、これに加え、新たに6隻を建造する契約が締結されています。
[サンクトペテルブルク北方造船所はコルベット6隻とフリゲート6隻の建造契約を締結した]
ですから、現時点において、既に「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートの建造予定数は9隻になっているのです。
ロシア(の造船業界および海軍)としては、「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートを今後15~20年間で計20隻建造したいようですが、取りあえず、2020年までの期間では8隻程度を調達するという事です。
[ロシア海軍はプロジェクト22350フリゲートを20隻必要とする]
当然、2021年以降に建造されるフリゲートも北方艦隊と太平洋艦隊へ回ってくるでしょうから、2020年代末までには10隻に近いフリゲートが両艦隊に揃う事になるでしょう。
「ボレイ」級と「ヤーセン」級にしても、ロシア海軍総司令官ヴィソツキー提督は、2020年以降、少なくとも2隻ずつが調達される可能性を仄めかしています。
[ロシア海軍はラーダ級を放棄しない]
【海軍の打撃中枢はムルマンスク地域、カムチャッカおよび沿海地方に形成される】
モスクワ、3月20日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア連邦海軍の打撃中枢は、ムルマンスク地域、カムチャツカおよび沿海地方の領域に形成される。
ロシア連邦国防相アナトリー・セルジュコフは、国防省会議で述べた。
「ムルマンスク地域、カムチャツカおよび沿海地方の領域に複合システムユニットが形成され、潜水艦ボレイ型およびヤーセン型、コルベットおよびフリゲート級の水上艦が駐留します。
これらの水上艦及び潜水艦グループは海軍の打撃中枢となります」
セルジュコフは述べた。
「海軍は、世界の大洋における戦略的に重要な海域で、その存在を取り戻します」
国防相は述べた。
(2012年3月20日14時02分配信)
[戦略原子力潜水艦ボレイ級]
[多用途原子力潜水艦ヤーセン級]
「コルベット級水上艦」は「ステレグーシチー」型を指しています。
[ステレグーシチー型コルベット]
「フリゲート級水上艦」は「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」型の事です。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート]
記事中の「ムルマンスク地域」は北方艦隊、「カムチャツカおよび沿海地方」は太平洋艦隊を指しています。
ロシア連邦の「2011-2020年の国家兵器プログラム」における上記4タイプの調達予定数は以下の通りです。
[ロシア国防省は、戦略原潜ボレイ級8隻と多用途原潜ヤーセン級8隻を2020年までに調達する]
[2011-2020年のロシア兵器プログラムにおけるロシア海軍の艦艇調達数]
・プロジェクト955「ボレイ」級戦略原子力潜水艦:8隻
・プロジェクト885「ヤーセン」級多用途原子力潜水艦:8隻
・プロジェクト22350「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲート:8隻
・プロジェクト20380/20385「ステレグーシチー」型コルベット:18隻(既に2隻就役済み)
「ステレグーシチー」型はバルト艦隊と黒海艦隊に優先的に配備されるので、北方艦隊と太平洋艦隊に回されるのは計8隻程度でしょう。
「ボレイ」級、「ヤーセン」級、「アドミラル・ゴルシコフ」型は、北方艦隊と太平洋艦隊へ回されるようです。
つまり、2020年頃には、おそらく、こうなっているでしょう。
ムルマンスク地域(北方艦隊)

「ボレイ」級戦略原潜4隻
「ヤーセン」級多用途原潜4隻
「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲート4隻
「ステレグーシチー」型コルベット4隻
カムチャツカ(太平洋艦隊)

「ボレイ」級戦略原潜4隻
「ヤーセン」級多用途原潜4隻
「ステレグーシチー」型コルベット4隻
沿海地方(太平洋艦隊)

「アドミラル・ゴルシコフ」型4隻
なお、勘違いしている方が多いようですが、2020年までに計20隻が調達される予定の「ステレグーシチー」型コルベットはさておき、「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートの調達は8隻で終了するわけではありません。
これは、「ボレイ」級や「ヤーセン」級も同様です。
ロシア側は、そんな事は一言も言っていません。
例えば、「アドミラル・ゴルシコフ型フリゲートを8隻」というのは、あくまでも2020年までの調達予定数であり、その後(2021年以降)に追加調達される可能性をロシア側は否定していません。
現に、「アドミラル・ゴルシコフ」型は3隻が起工済みですが、これに加え、新たに6隻を建造する契約が締結されています。
[サンクトペテルブルク北方造船所はコルベット6隻とフリゲート6隻の建造契約を締結した]
ですから、現時点において、既に「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートの建造予定数は9隻になっているのです。
ロシア(の造船業界および海軍)としては、「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートを今後15~20年間で計20隻建造したいようですが、取りあえず、2020年までの期間では8隻程度を調達するという事です。
[ロシア海軍はプロジェクト22350フリゲートを20隻必要とする]
当然、2021年以降に建造されるフリゲートも北方艦隊と太平洋艦隊へ回ってくるでしょうから、2020年代末までには10隻に近いフリゲートが両艦隊に揃う事になるでしょう。
「ボレイ」級と「ヤーセン」級にしても、ロシア海軍総司令官ヴィソツキー提督は、2020年以降、少なくとも2隻ずつが調達される可能性を仄めかしています。
[ロシア海軍はラーダ級を放棄しない]
- 関連記事
-
- ヴィソツキー提督は海軍総司令部移転を実施しなかった為に解任された
- ヴィクトル・チルコフは新たなロシア海軍総司令官に任命された
- ロシア海軍はギリシャの港を借用するかもしれない
- ロシア海軍の打撃部隊はムルマンスク地域、カムチャツカ、沿海地方に形成される
- ドミトリー・ロゴージンはロシア国防相に就任するかもしれない
スポンサーサイト