重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2014年夏にドック入りする

公開株式会社「生産合同・北方機械製造組合(セヴマシュ)」公式サイトより
2014年6月4日配信
【「アドミラル・ナヒーモフ」はポンツーンで移動する】
セヴマシュは、重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の修理及び近代化の為、貯水池への設置準備作業を積極的に進めている。
この工程を実行する為、4基のポンツーンが製造された。
艦を貯水池へ導く為、更に2基の追加ポンツーン・ブロックが使用される。
これは、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」をドックへ設置する為に使用されたものである。
現在、製造が終わったドック支持装置が取り付けられる。
これは、艦を水中工事用潜函の敷居を越えて移動する事を保障し、当社ドックの固定台へ設置する為に設計された。
「夏にはポンツーンを艦の側面へ溶接する作業が開始されます」
重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」納入責任者ウラジーミル・パヴロフはこう述べた。
「主な目的は、巡洋艦のドックへの設置です。
この作業は、気象条件により、20日間を予定しております。
これは、艦の乗組員及びセヴマシュ造船所の人員により行なわれます。
私達は、水上艦旅団の首脳陣と定期的な会合を行なっております。
作業はスケジュールに沿って行なわれています。
貯水池へ設置された後、アドミラル・ナヒーモフは、完全にセヴマシュへ移管され、艦の要員は完全に去ります」
現在、巡洋艦では、機器、システム、機械の撤去が続けられている。
セヴマシュ造船所と共に、この作業は北方製造合同「アルクチカ」の専門技術者により実行されている。
毎日、この作業には350人が従事している。
プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為の契約は、2013年5月にロシア連邦国防省と「セヴマシュ」造船所との間で締結されました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年に復帰する]
「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化は、船体と機関以外は殆ど入れ替えるという大規模なものであり、既存の各種機器の撤去作業が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年にロシア海軍へ復帰する]
[原子力巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの搭載機器が撤去される]
現用兵器の撤去後、新型のミサイル兵器(有翼ミサイル「カリブル」と高射ミサイル「ポリメント-リドゥート」)が装備されます。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはカリブルとポリメント・リドゥートを装備する]
[近代化された重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは80発の有翼ミサイルを搭載する]
現在、本格的な近代化改装作業を行なう為、セヴマシュ造船所の貯水池(屋外特設船台)への入渠準備を進めています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはドック入りの準備を進めている]
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは航空母艦ヴィクラマーディティヤの経験を基に近代化される]
貯水池へ入る為、「セヴマシュ」では特別なポンツーンが製造されました。

「アドミラル・ナヒーモフ」は、この特殊ポンツーンに載せられて「セヴマシュ」の貯水池(屋外ドック)へ入渠します。
かつての航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)のように。


[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その1]
[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その2]
[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その3]
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