デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは造船台を出渠した

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年6月6日11時30分配信
【「エカテリンブルク」の出渠式典が始まった】
艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」からプロジェクト667BDRM(コード名「デルフィン」)戦略用途ロケット水中巡洋艦「エカテリンブルク」が出渠した。
同社に滞在している『中央海軍ポータル』独自の特派員セルゲイ・セヴェリンは伝えた。
集会において「ズヴェズドーチカ」総取締役ウラジーミル・ニキーチンは、既に同プロジェクトの6隻が同社で修復されたと述べた。
(ロシア)海軍への納入は2014年末に実施される。
更には、今年末、水中巡洋艦「トゥーラ」が修理の為に到着する。
ウラジーミル・セメノヴィチは、国家発注の量の多さにより、造船所の作業は緊迫した状態で行なわれていた事を指摘し、「ルビーン」に対し、実り多い合同作業を感謝した。
更にニキーチンは、今年、「ズヴェズドーチカ」は60周年を迎える事に注意を向けた。
更に、白海海軍基地司令官ウラジーミル・ミハイロヴィチ・ヴォロヴィェフ少将が話し、12月には潜水艦をドックからガジエヴォの埠頭へ戻す事を約束した。
その後、企業の労働者へ表彰が授与された。
表彰されたのは、ベリャク(組み立て仕上工)、エフゲニェフユージニア(溶接工)、ミニン(艦載システム整備工主任)、グラドキフ(第5建造部)、シマコフ(エンジニア技師主任)などであった。
式典の終わりに、艦に照明が灯され、艦長へ肖像が授与された。
艦にシャンパンのボトルをぶつけたのは、ズヴェズドーチカの経済学者ボロビョーフであった。
プロジェクト667BDRM戦略用途ロケット水中巡洋艦「エカテリンブルク」は、2012年6月にズヴェズドーチカへ到着した。
機器状態の回復及び就役期間延長、そして2011年12月の第82艦船修理工場のドックにおける火災で損傷した水中音響ステーションと第1区画の機器の緊急修理の為に。
プロジェクト667BDRM原子力潜水艦の全長は167メートル、排水量は約12000トン、最大潜航深度400メートル、巡洋艦の水中速力は24ノット、乗員140名である。
ロケット艦の兵装は、16基の潜水艦弾道ミサイル「シネーワ」である。
同プロジェクト艦は中央設計局「ルビーン」(サンクトペテルブルク)で開発された。
現在、ロシア海軍の編制には、1980年代から1990年代初頭に建造された6隻の原子力水中ロケット艦プロジェクト667BDRM「デリフィン」が存在する。
近代化プログラムを考慮すると、これらの潜水艦は、2020年代半ばまで海軍に留まり、新たな戦略用途ロケット水中巡洋艦プロジェクト955「ボレイ」と共に海洋戦略核戦力の基礎となるだろう。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年6月6日12時07分配信
【「エカテリンブルク」は「ズヴェズドーチカ」造船台を出た】
2014年6月6日、艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」造船台からプロジェクト667BDRM(コード名「デルフィン」)戦略用途ロケット水中巡洋艦「エカテリンブルク」が出渠した。
同社に滞在している『中央海軍ポータル』独自の特派員セルゲイ・セヴェリンは伝えた。
式典の最中に「ズヴェズドーチカ」総取締役ウラジーミル・ニキーチンは、同社の計画における実り多き作業について話し、艦に照明が灯され、艦長へ肖像が授与された。
プロジェクト667BDRM戦略用途ロケット水中巡洋艦「エカテリンブルク」は、2012年6月にズヴェズドーチカへ到着した。
機器状態の回復及び就役期間延長、そして2011年12月の第82艦船修理工場のドックにおける火災で損傷した水中音響ステーションと第1区画の機器の緊急修理の為に。
今日、同艦は船台における修理段階を完了し、更なる作業は海上で実施される。
艦のロシア海軍への引き渡しは2014年第4クオーター(10-12月)に実行される。
「エカテリンブルク」は28年に渡り就航しており、今、就役期間は33年まで延長される。
この後、巡洋艦は再び「ズヴェズドーチカ」へ来るかもしれない。
プロジェクト667BDRM原子力潜水艦の全長は167メートル、排水量は約12000トン、最大潜航深度400メートル、巡洋艦の水中速力は24ノット、乗員140名である。
ロケット艦の兵装は、16基の潜水艦弾道ミサイル「シネーワ」である。
同プロジェクト艦は中央設計局「ルビーン」(サンクトペテルブルク)で開発された。
現在、ロシア海軍の編制には、1980年代から1990年代初頭に建造された6隻の原子力水中ロケット艦プロジェクト667BDRM「デリフィン」が存在する。
近代化プログラムを考慮すると、これらの潜水艦は、2020年代半ばまで海軍に留まり、新たな戦略用途ロケット水中巡洋艦プロジェクト955「ボレイ」と共に海洋戦略核戦力の基礎となるだろう。
プロジェクト667BDRM(デルタIV級)の2番艦K-84「エカテリンブルク」は、2011年12月29日16時20分(モスクワ時間)、ムルマンスク近郊ロスリャコヴォの大型浮きドックで修理中に火災が発生しました。
12月30日1時40分、火災は沈静化されました。
[ロシア海軍戦略原潜「エカテリンブルク」で火災]
[ロシア原潜「エカテリンブルク」火災事故・続報]
[戦略原潜「エカテリンブルク」は修理後に復帰する]
この火災により、「エカテリンブルク」は、艦首の水中音響探知ステーション(スカート-BDRM)が損傷しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理費用は減少する]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理は2012年末に開始される]
2012年6月22日、セヴェロドヴィンスクに到着しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは修理の為、セヴェロドヴィンスクへ到着した]
8月29日、修理の為にセヴェロドヴィンスクの「ズヴェズドーチカ」工場のドックへ入りました。
[戦略原潜エカテリンブルクはドック入りした]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理作業は進んでいる]
修理と共に第2次近代化改装工事も行なわれ、これまでの「シネーワ」に代わる新たな弾道ミサイル「ライネル」を搭載しました。
[ロシア海軍の新たな潜水艦用弾道ミサイル「ライネル」は制式採用された]

そして2014年6月6日、「ズヴェズドーチカ」の造船台から出渠しました。
「エカテリンブルク」は、今年末までに北方艦隊へ復帰します。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは2014年末までにロシア海軍北方艦隊へ復帰する]
続いて、同型艦「トゥーラ」が第2次近代化改装を実施するようです。
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