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ロシア海軍太平洋艦隊のバチスカーフAS-30は深海試験を完了した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2014年6月6日13時23分配信
【日本海における深海救助装置AS-30の試験は完了した】

太平洋艦隊捜索救助部隊へ加入している深海救助装置AS-30は、日本海における試験を成功裏に実施した。
深度1000メートルで乗組員は全ての計画活動一式を遂行した。

AS-30は最近、サンクトペテルブルクカノネルスキー造船工場で定期修理と近代化が実施された。
工場での作業中、旧式化した特殊機器は、デジタル世代のシステムと完全に入れ替えられた。

太平洋艦隊緊急救助支隊指揮官リフ・グルシェンコ1等海佐によると、水中物体の捜索及び発見の効率は大幅に増加した。
更に、AS-30の操縦性、処理システム及び救助船の船上へのデータ転送システムは改善された。

深海救助装置AS-30は、遭難した潜水艦の乗組員の救助の為に設計されており、1000メートルまでの深度で様々な作業を遂行する。


ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト1855/18551 AS-30】

プロジェクト1855深海救助装置(バチスカーフ)AS-30ニジニ・ノヴゴロド市クラースノエ・ソルモヴォ造船所で1987年7月に起工され、1988年7月26日に進水、同年12月11日にソ連海軍へ引き渡されました。

就役後は太平洋艦隊へ配備され、救助船「アラゲズ」を母船として活動していました。
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AS-30は、2009年11月6日にタタール海峡で消息を絶ったロシア太平洋艦隊対潜哨戒機Tu-142M3の捜索に参加しています。
[Tu-142墜落事故]

その後、2011年から2013年までサンクトペテルブルクカノネルスキー造船所で近代化改装が行なわれました。
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太平洋艦隊へ配備されている同型のバチスカーフAS-28は、2008年4月に近代化改装を終えています。
[小型潜水艇AS-28、現役復帰]
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