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ロシア空軍の爆撃機Tu-22M3はロシア海軍と共に黒海で対艦ミサイル攻撃訓練を実施した

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『インタファクス』より
2014年6月9日15時17分配信
【爆撃機Tu-22M3は黒海においてミサイル打撃を与える訓練を行なった】
モスクワ、6月9日、インタファクス.RU

ロシア遠距離航空隊の2機の爆撃機Tu-22M3から成る航空打撃グループは、黒海艦隊部隊と共に黒海に在る模擬標的へミサイル打撃を与える事に取り組んだ。
月曜日、『インタファクス』は、地域の軍組織から伝えられた。

「2機の遠距離爆撃機Tu-22M3はエンゲルス飛行場(サラトフ州)からフライトを行ない、黒海エリアにおいて仮想敵の艦船支隊へミサイル打撃を与える事に取り組みました」
対談者は話した。

彼によると「戦闘訓練演習中、戦闘機Su-27が随伴した遠距離電波位置特定検出航空機A-50を用いて空中及び海上の状況の監視が行なわれました」

「遠距離航空隊の航空機と同時に、海軍航空隊の爆撃機Su-24、更には、黒海艦隊の2隻のロケット艦と沿岸ミサイル複合体バスチオンの艦艇打撃グループにより、仮想水上目標へミサイル打撃を与える事に取り組みました」
彼は指摘した。


今回の黒海における対艦攻撃演習の参加戦力は以下の通りです。

[ロシア空軍]
爆撃機Tu-22M3
戦闘機Su-27
遠距離電波位置特定検出航空機A-50

[ロシア海軍]
ロケット艦2隻
前線爆撃機Su-24
沿岸対艦ミサイル複合体「バスチオン」

ロシア空軍遠距離航空隊爆撃機Tu-22M3は、エンゲルス飛行場から発進したとの事ですから、第6950航空基地所属の機体でしょう。
この他、戦闘機Su-27クリムスク飛行場第6972航空基地(第4航空・防空軍司令部)遠距離電波位置特定検出航空機A-50軍事輸送航空隊(イワノヴォ・セヴェルヌイ飛行場に駐留)所属機でしょう。

この他、ロシア海軍黒海艦隊の各部隊も参加したとの事です。

前線爆撃機Su-24は、クリミア半島グヴァルジェイスコエ飛行場に駐留する機体です。
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「ロケット艦」は、黒海艦隊所属の小型ロケット艦2隻(シチーリ、ミラーシュ)及びエアクッションロケット艦2隻(ボラ、サムーム)の何れか2隻という事になります。

沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、クラスノダール地方ウタシュ村に駐留するロシア黒海艦隊第11独立沿岸ロケット砲兵旅団・第25独立ロケット大隊へ配備されています。
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今回、黒海において対艦ミサイル攻撃訓練を実施した目的ですが、想い起されるのは、現在、黒海にはアメリカ海軍フランス海軍の戦闘艦が展開しているという事実です。
[ロシア海軍は黒海へ入ったフランス海軍のフリゲートを監視する]


なお、ロシア国防省内では、クリミア半島グヴァルジェイスコエ飛行場へ2016年以降に爆撃機Tu-22M3を配置する話が出ているようです。

『インタファクス』より
2014年3月26日10時36分配信
【クリミアへロシア海洋ロケット航空隊が戻ってくる】
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