ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」はリドゥ―ト艦対空ミサイルを海上目標へ命中させた

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年6月11日8時46分配信
【ロシア連邦バルト艦隊の最新コルベットは、初めて船盾を撃破した】
モスクワ、6月11日-ロシア通信社ノーボスチ
最新コルベット「ソーブラジテルヌイ」乗組員は、仮想敵水上艦をシミュレートする船盾に対し、初めて高射ミサイル兵器を発射した。
水曜日、バルト艦隊情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は発表した。
西方軍管区司令官の指揮の下、バルト艦隊は、ロシア空挺軍及びロシア空軍と合同で実施される演習へ参加している。
このイベントは、NATOのヨーロッパ諸国間演習「セイバー・ストライク-2014」及び「バルトップス-2014」と同時に行なわれている。
「コルベットから発射されたミサイルは、所定距離の指定海上標的を成功裏に撃破しました。
発射は、"敵"による電波電子妨害手段の使用という困難な干渉状況下で実施されました」
マトヴェーエフは話した。
彼によると、「ソーブラジテルヌイ」は、海洋配置高射ミサイル複合体「リドゥート」を使用して目標への発射を実行した。
「演習が行われているバルト艦隊海洋射爆場は、民間船舶の航行が禁止されています。
閉鎖された射爆場において、当艦隊の約10隻の水上艦及び支援船が任務を遂行しています」
士官は説明した。
プロジェクト20380の最初の生産艦「ソーブラジテルヌイ」は、2011年10月に(ロシア)海軍へ引き渡された。
2番目の「ボイキー」は2013年5月であった。
同プロジェクトの第3の生産コルベット「ストイーキー」は、2014年前半にバルト艦隊の戦闘編制へ加入しなければならない。
シリーズのトップ艦であるコルベット「ステレグーシチー」は、2007年にバルト艦隊へ引き渡された。
[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]
プロジェクト20380コルベット「ソーブラジテルヌイ」(2011年10月就役)は、2014年6月初頭には「リドゥート」を空中目標(対艦有翼ミサイル)へ発射、命中させています。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」はリドゥ―ト艦対空ミサイルを発射した]
[新世代の艦対空ミサイルシステム3K96「リドゥート」]

そして今回は、対空ミサイルである「リドゥート」を、海上目標~船盾~へ発射、命中させました。


「船盾」は、通常は対艦攻撃訓練、つまり、砲や対艦ミサイルの標的として使われるものであり、対空ミサイルの標的として使われる(つまり、船盾へ艦対空ミサイルを発射する)事は滅多にありません。
[最新コルベット「ボイキー」は対艦ミサイルを発射した]
[3隻のステレグーシチー型コルベットは対艦ミサイルを同時に発射した]
つまり、高射ミサイル「リドゥート」は、副次的に対艦攻撃にも使用出来るという事でしょう。
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