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バルト艦隊の最新コルベットは対空射撃訓練を行なった

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『イタルタス』より
2014年6月14日14時57分配信
【コルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ステレグーシチー」はバルト海で仮想敵の空襲に反撃した】
カリーニングラード、6月14日/イタルタス特派員アレクサンドル・アルヒポフ、ウラジーミル・ニャクシェフ

西方軍管区司令官の統制下においてカリーニングラード州で実施されているロシア連邦空軍、空挺軍、バルト艦隊の合同演習の一環として、コルベット「ソーブラジテルヌイ」「ステレグーシチー」は、バルト海で仮想敵の空中攻撃手段による空襲への反撃の課題を成功裏に果たした。
土曜日、イタルタス西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフから伝えられた。

演習記録によると、遠方電波位置特定検出航空機A-50は、バルト艦隊艦艇グループの撃滅を目的とする仮想敵航空隊の大規模な発進を記録し、その情報をコルベットへ転送した。

(コルベットの)艦載電波位置特定検出手段は、2つの空中目標群の同行をキャッチした。
高速、低空飛行の空中目標をシミュレートする仮想敵の役割は、艦隊航空隊前線爆撃機Su-24対潜ヘリコプターKa-27が担ったとマトヴェーエフは述べた。

空中標的として、前線爆撃機Su-24に搭載された照明航空爆弾SAB-250が使用された。

艦は電子戦手段を活性化させ、アクティブ及びパッシブ妨害を発信した。
接近する標的に対し、コルベット乗組員は、艦載複合体AK-630及びA-190の実弾射撃を実行し、仮想敵航空機は破壊された。

コルベットの為の戦闘演習の最終段階では、無防備の海岸へ上陸する艦隊の異種戦力グループの演習へと参加する。
艦の乗組員は、海上から移動する揚陸支隊への援護を提供し、更には、揚陸部隊の上陸へ艦砲による火力支援を行なう。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【カリーニングラード州の軍事演習】

2014年6月10日からロシア連邦カリーニングラード州において、空軍、空挺軍、海軍(バルト艦隊)の合同演習が始まりました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年6月10日6時5分配信
【艦隊、空挺軍、空軍の演習がカリーニングラード州で開始される】

バルト艦隊からは、艦隊旗艦戦隊水雷艇(駆逐艦)「ナストーイチヴイ」、コルベット「ステレグーシチー」、「ソーブラジテルヌイ」、「ボイキー」、掃海艦、小型対潜艦、小型ロケット艦、ロケット艇、各種支援船が合計約30隻参加しています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年6月11日17時5分配信
【バルト艦隊の艦船は演習範囲への展開を開始した】

6月11日、コルベット「ソーブラジテルヌイ」は海上目標へ対空ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」はリドゥ―ト艦対空ミサイルを海上目標へ命中させた]

そして6月14日、コルベット「ステレグーシチー」、「ソーブラジテルヌイ」の2隻は対空砲撃訓練を実施しました。
今回は、2隻のコルベットに搭載されている30mmガトリング砲AK-630M100mm単装砲A-190-01「ウニヴェルサール」が使用されました。

100mm単装砲A-190-01「ウニヴェルサール」
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30mmガトリング砲AK-630M
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今後は、「無防備の海岸」へ上陸する海軍歩兵部隊の砲撃支援訓練が行なわれます。

なお、ロシア海軍で言う所の「無防備の海岸への上陸」とは、事前に上陸予定地点へ攻撃を行ない、上陸場所付近に居る敵部隊を無力化して「無防備」にしてから上陸する、という意味です。
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